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NDSの経緯 その2

2004/1/21
年が明けてこの日、任天堂は突如“異質な商品”についての発表を行う。液晶とCPUを2つずつ搭載しており、「異質なプレイ体験」が出来るという。発売予定はPSPと同じく2004年末と発表され、年末に任天堂とSCEIの携帯ゲーム機戦争が勃発することが確定した。
一説によると、この電撃発表は3rd Partyからの情報漏れの懸念があったために急遽決まったものという。

2004/3/11
NITRO仕様書流出事件発生。「NITRO」とはNDSのコードネームのこと。
●CPUはARM946E-S(67MHz)とARM7TDMI(33MHz)
●メインメモリ4MB、VRAM656KB
●LCDは256×192ドット2面
●3Dエンジン搭載(ポリゴン表示数:max120K/sec, フィルレート:max30Mpix/sec)
●16chサウンド+マイク入力
●IEEE802.11ベースの無線通信
●タッチパネル
2画面のゲーム機という発表が行われて以来タッチパネル搭載の噂は常にあったが、この仕様流出で信憑性が増すことになる。しかしまだこの時はタッチパネル搭載で何が変わるのか誰も明確なイメージは描けていなかったように思う。

2004/3/25
GDCにて、PSPのゲーム画像が初めて公開される。この公開されたゲームはBackbone Entertainment社が開発中の「DEATH JR」というアクションゲーム。少しぼーっとした感じの絵のため何とも言えない部分はあるが、スポットライトや半透明処理などが綺麗に描画されており、ハードウェアの性能の高さが感じられた。

2004/5/11~14
E3ショーでNDS vs PSPの第二ラウンド開始。
PSPが高精細なワイド液晶で魅せ参入3rd Party数99社をアピールすれば、NDSはタッチパネルとローカル無線による遊びの革新、GBA互換で切り返す。しかしNDSが試遊可能だったのに対してPSPが映像を流すだけだったこと、そしてタッチパネルを使った遊びが予想以上に面白かったことで、第二ラウンドは10対7でNDSがとったのではないかと思う。
by nintendods | 2004-09-05 14:36 | OTHER
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