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今のPSPが2/3の性能しか発揮できていない理由

PC Watch記事から。私がこの件に突っ込む必要も無いんでしょうが、他に書く記事も無いので書いてみることに。
この記事を読んで私が思ったことをいくつか。

●やはりSCEのカタログスペックは信じてはいけない。
元々SCEはカタログスペックを大々的に宣伝するのが好きですが、今回の件に限らずそのスペック自体がどうも眉唾ものということが多いです。222MHzであってもPSPのスペックが高いということは確かですが、実際には出ない値で計算されたカタログスペックだけで製品の価値を決めてしまわない方がいいですね。特にSCE製品の場合は、実物を見てそれをもって判断するべきでしょう。
まぁしかし、SCEには、こういうウソのカタログスペックで大々的な宣伝はして欲しくないですね。ゲーム機のカタログが信じられなくなるとカタログでの比較が出来なくなってしまいますが、それは結局消費者の選択する基準をひとつ奪っていることになりますから。消費者のことを考えるならPS3ではホンモノのスペックで勝負して欲しいものですし、今からでもPSPのスペック表は修正して欲しいものです。

●ごとっつぁんは何故今頃になってGDCの時の記事を書いているのか?
GDCが開催されたのは3/10頃だったのに、なぜ2週間遅れで記事にしたのか。何か作為的なものを感じるのですがね。。。深読みしすぎでしょうか? それにしてもGDCに行ってるメディアの連中は、こういうことを報道しませんね。そんなにソニーが怖いのか。PSPのスペックは333MHzとさんざん書いておいて、実は222MHzでしたって記事は書かない。NDSの米国発売も豪州発売も欧州発売もほとんどスルーするくせに、「ソニーが3月末にPSPを米国で発売!」みたいな記事は一生懸命書く。これって公正なニュースを配信するべきメディアとしてはどうなんでしょうね?

●OSサイズでかすぎ!
OSが8MBってあなた。NDSのメインメモリは4MBですが、メテオスお試し版などのダウンロードゲームはこのメインメモリだけで動いているんですよ。すなわちNDSのゲームは4MBで出来てしまうのに、PSPはOSだけで8MBですか。。。携帯ゲーム機としてはちょっと異常ですね。
ちなみにGBAの時の1カートリッジプレイでは、GBAのメインメモリである256KBにすべて収める必要があるので、PSPのOSの1/32サイズですな。

●今後333MHz版PSPが出るのか?
出た場合、本体価格はどうなるのか? 互換性はあるのか?(現行PSP用ソフトが333MHz版PSPで動くかという意味と、今後333MHz版用専用ソフトが出てきて現行PSPでは動かなくなるのか?という2つの意味で) という疑問が沸きます。価格については以前クタラギ社長が意味深なことをインタビューで言ってました(元記事はこれ)。
PSPというプラットフォームを守りながらも、何らかの原因で価格は上がるかもしれない。
もしかして333MHz版PSPは価格を上げて出そうって魂胆じゃないでしょうね。。。

追記:
またしても泣き虫さんのコメントから記事のネタを思いつきました。
CPUが222MHz→333MHzにクロックアップして、一体動作時間がどれぐらい短くなるかについて考察。
まずCPU単体としては周波数アップと消費電力の増加はほぼ比例します。周波数に合わせて動作電圧が変わるならそれも考慮に入れる必要がありますが、不明なのでとりあえずは無視。CPU以外は周波数アップに影響を受けないので、消費電力は変化ありません。次にPSP本体で消費される電力のうちCPUがどれぐらい消費しているかですが、これは不明なものの何か仮定をしないと計算できないので、ざっくりと全体の1/3がCPUであると仮定しておく(それほど間違った値では無いと思います)。
この仮定のもとで、クロックアップによって現状4時間動作するゲームが一体何時間になるかを計算すると、
 4.0(時間) / {(1/3 * 3/2) + (2/3 * 1)} = 3.43(時間)
と、30分ほどしか変わりありません。なお電圧を例えば1.1V→1.3Vとかに変える必要があると仮定すると(計算式は省略しますが)3時間ぐらいになります。かなり大雑把ですけど、まぁ大体3~3.5時間ぐらいになると考えていいでしょう。
SCE側の人間になったつもりで考えると、たかが1時間で333MHzを諦めるでしょうか?1時間がそれほど大事ならバックライトをもう少し落とせばいいだけの話。ごとっつぁんは消費電力が原因と分析してますが、どうもそれだけじゃない気がします。
私の予想はずばりCPUの歩留まり(良品率のこと)。チップ設計でどれぐらいの周波数をターゲットにしているかにもよりますが、333MHzだと動作しないけど222MHzでなら動作するってチップは結構あるハズです。つまりそれらのチップを良品と見なすことで良品率がアップし、CPU供給の面やコストの面で有利になるんですよねぇ~。そういう社内事情がチラホラ見えて来た様な来ないような(笑)。
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by nintendods | 2005-03-23 11:46 | NEWS
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