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岩田社長からのコメント(WiFiを利用した無線通信サービス)

GameWatchがNDSやRevolutionのワイヤレス通信について任天堂に質問したところ、岩田社長から直々に文書による回答があったとのこと(全文はこちら)。

私的に要約するとこんな感じか。ただし回答文書の言い回しが少し曖昧な表現になっている箇所は勝手に補完しています。
 ・今まで任天堂は色んな通信サービスを試してきたが、大きな
  障壁があって苦労してきた。
 ・その障壁とは、通信サービスを楽しむまでの煩わしい設定が
  ジャマをして実際に遊んでくれる人の数が大幅に減ってしまう
  ということである。
 ・そこで任天堂は、NDSで、その障壁を取り除いた遊びを提供
  しようと思っている。具体的には、下記3点。
  1.全国の販売店(1,000店規模)に無料のアクセスポイントを
    設置する。
  2.ルータの設定さえすれば、自宅のアクセスポイントも使える。
    任天堂が推奨するルータなら設定も簡単になる。
  3.任天堂はこのサービスに課金しない(但し3rd Partyは課金
    することもある)。
 ・不特定多数との通信ではなく、実世界の友人だけが繋がる
  仕組みを提供する。

この回答文書の中で重要なのは、
 A.実世界の友人だけが繋がる仕組みを提供する。
 B.無料のアクセスポイントの設置、及び(少なくとも任天堂は)
   このサービスに課金しない。
 C.Revolutionについては何も述べられて無い。
の3点か。
まず「A」について。「実世界の友人」という言い回しが微妙ですが、フレンド登録のようなものをした人だけが通信できるようになるんでしょうかね。インターネットは便利だけれど「知らない人から嫌がらせを受けるんじゃないか?」という不安を持つ人は結構多いんじゃないかと思います。この仕組みは使い勝手さえよければ非常に良いサービスを提供できる可能性があります。うまくいかないと通信できる人が極端に制限されてしまったり、逆に、「友達の友達はみな友達だ(古い?)」といったように次々と増えていって制限が曖昧になってしまう危険性もあるだけに、任天堂がこの辺りの仕組みをどうやって構築してくるのかに大変興味があります。
次に「B」について。多くのユーザをこのサービスに誘導するために思い切った決断をしたと思います。これは、任天堂としては1,000台ものアクセスポイントを全国に設置する費用や、サーバーの設置費用といったものを、このサービス自体からは回収できないことを意味します。NDS本体やソフト、ロイヤリティなどで資金を回収する必要がありますが、この思い切った措置によってどの程度ユーザが増えるのか、またどの程度ソフト売上が伸びるのかが、カギになります。かつて任天堂が失敗し続けてきた通信サービスですが、果たして今回はどうでしょうか?
私はかなり任天堂が本気を出しているように感じるので、ひょっとすると大成功するのではないかと思ってます。
最後に「C」について。最初はこの回答文書を「NDS&Revolution」という感覚で読んでましたが、よく見ると回答文書内には「Revolution」の文字は最初の2行目に一回出てくるだけですね。つまりこの回答文書は「NDS」のサービスについて述べたものであって、「Revolution」のサービスも同様であるかは分からないということです。しかし、この力の入れようからすると、同じようなサービスがRevolutionにも適用される可能性は高いと思ってます。いや、実はこのサービスはRevolutionの一番のウリではないか、そして、NDSはそのサービスに便乗しただけでは無いかとさえ思えてきました。NDSだけのためにこれだけの投資をするのは少し考えにくいですし、NDSよりもRevolutionの方が市場の情勢は厳しいですからね。

さあ、E3が楽しみになってきました。
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by nintendods | 2005-05-10 10:49 | NEWS
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