TGS2006の感想

見てきた感想などをつらつらと書いていきたいと思います。主にPS3の話になるかな。

●クタラギ氏の基調講演はとても退屈だった。夢は語るけどその夢を実現するための具体的な方策は無し(今から考えるとPS3値下げの話は方策のひとつだったのかも知れませんが)。基調講演後のトークセッションで値下げの爆弾発言があるとも知らずに会場を出てしまった私は、18:00頃までその事実を知らずに居たのでした。

●もう少し基調講演の話を。最初開始時間が10分ほど遅れました。真相は分かりませんが、ひょっとすると直前まで値下げを発表するかどうかでもめていたのかも。最初から発表するつもりなら普通は基調講演の中で大々的にやるでしょうからね。それが出来なかったのは土壇場で決めたからじゃないかな。もしクタラギ氏の即断だとしたら後々のPS3の普及度合いによって、独断だとののしられるか英断だと称えられるか。かなりの大きな判断だったと思います。

●今回の基調講演では、Wiiや任天堂の戦略を意識したような発言が多々ありました。いきなり「今年はPS3やWiiが発売されます」とわざわざ挙げてみせた後、「入力装置は大事だ」とか「ゲームはゲームクリエイターの創造性が何より大事だ」とか「メガドラをエミュレートしてレトロゲームをダウンロード配信したい」とか。Wiiとの戦略の違いをぼかそうとして躍起になっているようにも見えました。

●PS3値下げの話を聞いて思ったこと。
・これで次世代据え置きゲーム機戦争はかなり混沌としてきたかも。
・PS3は原価と販売価格がかなり開いてるんではないか。いったいどれぐらいの赤字にまで耐えられると踏んでいるんだろう。
・PS3の戦略はまさにこれまでのゲーム機の戦略。ただ最初赤字でハードを普及させる手段はその後寡占状態に持っていけるから可能は手法であって、PS3ではそれは厳しいのではないか。

●以降は各ブースを見て回っての感想。まず携帯ゲーム機で感じたのは、ユーザの関心が完全にPSPからDSに移っている点。DS版のウイイレが30分待ちなのにPSPやPS2版のウイイレは10分待ちだったり。絵としてはやっぱりPSPやPS2版の方が綺麗なのにね。
でも展示自体はまだPSPも結構気合が入っていてソフト会社は見捨てていないし、グラフィックスもかなり向上してきている感じ。PSPはこれからハードの性能をフルに引き出したいいソフトが出る可能性があると思いますが、果たしてソフトが売れるのが先かソフト会社が撤退するのが先か。

●据え置き機では1年先行発売されているXBOX360のゲームがかなり充実してきた感じ。日本では負けハードのイメージが強くついてしまって挽回は厳しいけれど、そういうのを気にしない人や海外ユーザにはかなり売れるんではないかと。コアシステムも発表されたし、かなりお買い得感有り。

●PS3はやはり絵は非常に綺麗。ゲーマーの端くれとしてはやはりあのグラフィックスには心を動かされます。ただ、ライトユーザ層がどう反応するかは微妙。DS v.s. PSPではライトユーザ層の囲い込みに成功したDSが勝ちましたが、Wii v.s. PS3/XBOX360 も同じような構図になるのでしょうか?
ひとつ気になるとすれば、携帯ゲーム機はしょせん据え置き機よりグラフィックスはショボイので、携帯ゲーム機を選ぶ基準の中でグラフィックスというのは優先順位が低かったのではないかと思うのですが、据え置き機となるとグラフィックスの優先順位がかなり高くなるのではないかという点。この点、やはりWiiはかなり苦しいと思います。今回展示されていた数少ないWiiのソフトは特に映像面ではまったくWiiの能力を出し切っていないようなものだったので、余計にその差が感じられました。

●私の現時点での予測では、(世界規模で見た場合)Wii / PS3 / XBOX360は今後1年はかなり拮抗したシェア争いをするのではないかと思います。日本はWii v.s. PS3だと思いますが。この時一番苦しいのはSCE。上にも書きましたが、大赤字でハードを売る戦略は、後に寡占状態を作れるからこそ成り立つものなので、シェア争いしている状態が1年以上続くと厳しいかも知れません。

●Wiiは任天堂ソフトをまだ実際に体験していないので、まだ実力を測りかねているのは確かです。出来れば体験会に参加してこの辺りを確かめてこようと思います。
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by nintendods | 2006-09-23 02:40 | REPORT
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