カテゴリ:STUDY( 37 )

Nintendo 3DSに関する考察

E3も終わったところで、3DSに関する考察・妄想など。

・下画面は3.02inchってことで初代DSやDS Liteと同じサイズの模様。ただ解像度は320×240となっていて、DSの256×192から縦横ともに1.25倍されている。さて、DS互換時は、ドット等倍表示で外枠が付くのか、それとも1.25倍に拡大表示されるのか。等倍だと実質DS Liteに対して表示エリアが1/1.25倍で出ることになっちゃうので、普通に考えれば1.25倍されるのかな? あと、1.25倍しないとタッチパネルの位置関係がややこしいことになりそうってのもありますね。外枠をタッチされるとどうするんだ、とか。

・上画面は3.53inch。縦方向が下画面と同じ長さならば、横方向はドットピッチが1/2という計算。つまり横は800ドットあるけれども各ドットは縦長の形をしていて、横に2ドット並べた状態でちょうど下画面の1ドットと同じサイズになるってこと。3Dボリュームで上画面を完全に2Dに出来るとのことですが、この場合は2ドット分同じカラーを出すことで400×240の2D表示をすることになるものと思われます。つまり実質解像度は400×240と考えた方が良さそう。

・気になる3Dボリュームですが、ポリゴンで作られた空間であれば、仮想的な右目の位置と左目の位置で合計2回レンダリングして短冊状にマージして表示することで3D映像になるので、ボリュームによって右目と左目の間隔を広げたり狭めたりするだけで3Dの効き具合を調整出来るんではないかと思いますが、さて3D映画の配信の際にはどうするんでしょうか。あらかじめ3Dの効き具合を変えた何通りかの映像ソースを持っておいて切り替えて表示する? もしくは3D映画の時にはボリュームが効かなくなっちゃうんでしょうか。。。同じ話はプリレンダムービーをゲーム中に流す時にも発生しますが、さてどうやって実現するのやら。

・3DSのゲームカートリッジはDSと同じスロットに挿入とのこと。気になるのは3DSゲームのセキュリティですが、任天堂は何かハード的な対策を打ってくるでしょうか? 3DSのゲームカードではなにやら突起のようなものが出ていますが、あれでDSのハードに誤挿入されることを防ぐと共に、3DSハードでは突起があれば3DSゲームだと判別して何か特別なセキュリティチェックをしてきたりといったことがあるのかどうか。

・E3ショーでは100台規模の実機でプレイアブルデモをやっていたようですが、ここまで最終製品に近い形のものが出来ているのにナゼ発売日や価格を発表しなかったのでしょうか? 直前にDSシリーズを値下げしたことからもてっきりE3で発表されると思ったのですが。。。何か直前に問題発生して急遽発表出来なくなったのでしょうか?

・E3ではプレイアブルなゲームもいくつかあったようですが、完成度という点ではまだ少し物足りなかった印象があります。とはいえ、DSの時のように単なる技術デモ的なものではなく既にゲームとしての体裁をしているものが出来ているということは、ある程度順調にソフト開発が進んでいる証拠と言えるかも知れません。年末発売されるのかそれとも来年1~3月になるのか。たとえ正式発表がなくてもE3の展示で大体分かるかなと思ってましたが、なんだか微妙なラインのような気がします。
[PR]
by nintendods | 2010-06-18 23:19 | STUDY

ぜんちゃんのDS講座

3DSの新しい話題が無いので、DSのGPUについての記事など。
ぜんちゃん(西川善司氏)がDSソフト「ラブプラス」に関するグラフィックス講座記事を書いています(こちら)。
この方、普段は最先端の高性能GPUばかりで、まぁたまにやってもPSPまでだったのでDSのGPUについて語るのは初めてかも知れません。というか、DSのGPUについてここまで語られたことって、少なくとも日本の解説記事では初なんじゃないでしょうか。

例えば、
・DSのポリゴン描画能力は約2,000ポリゴン/フレーム
・カラーバッファは256×48dot、Zバッファは256×2dot(注1)
・表示しているバッファとは別のVRAMへ描画結果をキャプチャ可能(注2)
・背景は2D描き割りでポリゴン不要(つまりそーいう2D処理ハードを
 別に持つ)
・光源は平行光源のみ
・シェーディングはグーロー(注3)
・マルチテクスチャリングには非対応
・ハードウェア的にトゥーンシェーディングの機能を持っている(テーブル
 引き)
といったところはほとんど初出じゃないでしょうか。

注1:Zバッファは256×1dotじゃないのかなぁ。。。2dot分もあったっけ?
注2:VRAMへキャプチャされた時点でRGB各5bi(ry
注3:記事では「グロー」となってますが、「Gouraud」なので「グーロー」の方が表記的には近い気がする。ネットで検索するとどっちでも引っかかるみたいですが。

あと、細かいところでは、画像からヒロインの人体モデルに4角形が使われていることが分かります(普通のGPUは3角形しか描けない! さすがDSの変態GPU!)

任天堂は(特に携帯ゲーム機は)ハードウェア仕様をほとんど表に出しませんが、3DS発売が見えてきてDSのGPUももうすぐお役御免だから、これぐらいの情報が出るのは不問なのかしらね?
[PR]
by nintendods | 2010-05-07 23:34 | STUDY

ニンテンドー3DSの発売日は?

2011年3月期発売と発表されたニンテンドー3DS。今回はその発売日について考えたいと思います。
まず、今年のE3ショーで詳細を発表と言っているので、発売日は6月以降なのは確定です。ただ6月以降と言っても有力なのは
 1.今年11月末~12月中旬発売
 2.来年2月末~3月末頃
の2つぐらいしか無いと考えます。第一案の今年末発売というのは大本命で言わずと知れたクリスマス商戦狙いです。DSの時のように11月の感謝祭にアメリカで、12月のクリスマスに日本で発売というのが売上的には最も好ましいですから、当然この時期を第一のターゲットに開発をしていると思われます。ただ、無理をして十分なゲーム機ハードの供給が出来なかったり、またはソフトウェア開発が間に合わずにローンチタイトルが揃わなかったりといった問題が起こるのであれば逆効果を生む可能性もあります。有力なライバル機の発売が同時期にないのであれば今年の年末商戦はDSで最後の売上を稼いでおき、3DSは安全を見て第二案の来年発売という線もあるかと思います。

年末発売出来るかどうかはE3ショーの時にどの程度の展示を出来るかでほぼ見えてくるでしょう。プレイアブル出展出来なければ年末はほぼ絶望、プレイアブルであっても最終製品に近い形の筐体でプレイ出来るかどうか、また、注目の裸眼3D映像はどの程度の見栄えになっているかが重要ポイントかと思います。立体視の場合、うまく左右の目に映す絵を調整しないとなかなか綺麗な立体に見えませんし、立体に見えやすい絵と見えにくい絵というものもあります。またどうしても画面の端付近は立体に見せにくいので、立体視として適切な画像表現を出すためにはそれなりのノウハウが必要であろうと思います。E3時点でそのあたりのノウハウ蓄積が少ないようであれば年末に完成度の高いソフトを供給するのも難しくなってきます。

最後に具体的な日本の発売日予想を。年末発売とすればDSと同じ発売日12月2日(木)の一点勝負。来年発売とすれば3連休前の3月17日(木)あたりでしょうか。
[PR]
by nintendods | 2010-03-31 00:09 | STUDY

ニンテンドー3DSの機能について

前のエントリで書いた朝日の記事と同じく、独自の内容を書いていたのが日経のこの記事。かつて日経はDSiやDSiLLといった携帯機に関する新情報をいち早くスッパ抜き記事にして掲載したことから独自の有力な情報源を持っている可能性が高いと思われますので、独自情報を載せていたとしても任天堂の携帯ゲーム機関連情報に関しては信憑性が高いと思います。この日経記事によると、
・10年後半(つまり今年末頃)に発売される見通し
・3次元的な操作が出来るスティックを搭載
・ゲーム内容に応じて振動を伝える部品を搭載
・通信速度を大幅に向上
・電池持続時間を大幅に向上
・加速度センサーの搭載を検討中
・画面サイズは4インチ以下の見込み
という内容になっています。
振動を伝える部品というのは携帯電話のバイブレーションのようなものでしょうか? 非常に小さいし、扱いも簡単(せいぜいPWM波形を与えるだけで制御可能)、また部品としてはかなり安い部類に入るので、比較的搭載するのは容易でしょうね。また立体視と3次元的なスティック、加速度センサーは非常に相性がいいので、こちらも搭載というのは十分有り得ると思います。ただ、3次元スティックはどの程度の厚みになるかが鍵になるでしょうね。DSのように折りたたむ形状になるのであれば、余り出っ張ることが出来ませんので。電池持続時間については先の投稿で書いたように少し懐疑的ですが、他の内容については何れも本当に製品として正しい情報であっても何ら不思議で無いと思われます。

DS発表当初も2画面という情報だけ公開され、その後タッチパネル搭載という一番の隠し玉が後になって出てきましたが、今回も裸眼3D映像という機能とは別に隠し玉機能が用意されているかも知れません。他のニュースサイトやブログなども色々と巡回してみたところ色んな人が独自に新機能を想像しておられましたが、私としては新しい通信機能がニンテンドー3DSの隠された目玉機能になるのではないかという意見に惹かれています。DSではダウンロードプレイ機能に始まり、Nintendogsでのすれ違い通信、ドラクエ9での宝の地図プレゼントや新クエストダウンロードといった使い方、さらにDSiではソフト購入まで、DS/DSiにおいても様々な通信機能の発展がありましたが、やはりDSは2004年までの技術を元にその当時の考えで設計されたハードなので、ここらが限界でしょう。3DSでは何らかのハード的な機能追加によってさらに一段階進んだ通信機能を盛り込んで来るのではないかと予想します(というか期待します)。

ゲームをすれ違い通信のモードに入れてなくても(ゲームで遊んでいても)すれ違いが出来る機能なんてのは真っ先に実装して欲しいところ。またMiiのようなアバターをメニュー画面で作れて、すれ違った人とMiiの交換が勝手にどんどん出来ていくような機能が付いていると、色々と夢が膨らみます。メッセージとしてお勧めのゲームソフト情報を交換出来たり、もっとマニアックにすれ違い通信だけで交換されていく(ある意味必然的な)地域密着型のネットワークが構築出来たりすると、何か面白いことが起こるんじゃないかという気がします。地方の人と都会の人で格差が激しくなる可能性があるのでそこは難しいところですけど。。。
[PR]
by nintendods | 2010-03-27 00:26 | STUDY

ゲームとライトユーザ(前編)

ここ最近、DSのソフトが売れていません。いや、他のプラットフォームに比べれば母数が大きい分もありそこそこの本数は売れているので、正確に言うなら「販売元、流通、ショップの方々の期待ほど売れていない」でしょうか。
原因は判っています。現在のゲームユーザ、特にDSを支えているライトユーザはそもそもゲームに深い思い入れが無いので、面白くなければ直ぐに他の娯楽へ移っていきます。パイが広がったと思ったら間違いで、彼ら・彼女らはブームが去ったらハイさようなら、ですし、意外とゲームに対する財布の口は固いのです(ゲーム以外の娯楽にもお金を使うから相対的にゲームに投資する金額にシビアになるんでしょう)。

では、何故ゲームが面白くなくなったのか。真因は一つだと思いますがまずは現象から洗い出してみると、以下のような感じかと思います。
1.久々にゲームをやってみたが意外と面白くなかった(すぐに飽きた)
2.似たようなゲームが多過ぎで何を買っていいか分からない
3.ブームになるような大型のゲームソフトが無い

「1」の場合は、周りが騒いでいるのでとりあえずゲームソフトを買ってみたけれど、思っていたほど面白くなかった、もしくは最初は面白かったけどすぐに飽きてしまったという方。こういう体験をしてしまうと、またゲームソフトを買おうという意欲が無くなってしまうのが辛いところ。この場合のひとつの問題点はブームに乗ってソフトを買ってしまうので、本当に自分に合ったソフトを買えていない可能性があること。なんとなくブームだからと「Newスーパーマリオ」を買って難易度の高さにすぐに投げ出してしまった人なんかがこれに当たります。

「2」の場合は、次のゲームを買う意欲はあるけれど、どれを買っていいのか分からないという方。原因は似たようなゲームソフトを乱発するゲーム業界にあります。今までも一度ブームになると次から次へと似たようなゲームが出てくるということがありました。シューティングゲームしかり、格闘ゲームしかり、RPGしかり、そして今は知育ゲームの乱発。そうやって新しいゲームジャンルはすぐに乱発ソフトで埋まってしまう。中には光るソフトもあるんでしょうが、多くのソフトに埋もれて発掘されることなく沈んでいきます。また、自分に合ったソフトがどれなのかを取捨選択することも出来ない。この辺りの問題はゲーム業界が何がしかの対策を考える必要があるんじゃなかろうかと思います。

「3」の場合は、今年で言うと恐らくDQ9まで待たねばならないでしょう。低年齢層向けには「ポケモン」「ラブ&ベリー」「DQMジョーカー」が昨年末に出ましたが、大人向けソフトは昨年の夏以降物足りない状況になってます。「nintendogs」「脳トレ」「おい森」に続く大人のライトユーザ向けソフトが出ないと、せっかくカバンに入れて持ち歩いていたDSを引き出しに封印されてしまう事態になりかねません。

3つのそれぞれについて書いてきましたが、真因はひとつです。あまり言葉は良くありませんがライトユーザは「情報弱者」なのです。ライトユーザは自分に合ったゲームかどうかを自ら積極的に調べるということはしません。購入するかどうかは、「CMを見て面白そうだったから」「TVで取り上げられていて面白そうだったから」「友達が話題にしていたから」「周りがみんな買っているから」といった点が決め手になります。そもそもライトユーザはゲームに深い関心が無いからライトユーザなのであって、「情報弱者」なのは当たり前と言えば当たり前のことなんですけど、ゲームの場合はその価格の高さの割に情報を得る手がかりが少ないような気がします。音楽ならCDショップで視聴出来るしアーティスト名を頼りに購入することも出来ます。本も本屋で立ち読み出来るし、作者の名前だけで安心して買える本もあるでしょう。映画も監督や出演者で選別可能です。しかしゲームは「試す」のも難しいし、「名前」で買うのも難しい。「試す」は無料配信のシステムが出来て多少マシになりましたけど、それでも配信されるソフトはごく少数だけなので本当に自分に合ったソフトを見つけるというのは難しいままですし、「名前」の方は作者なんかは表に出てこないので結局「ゲームソフト名」で選ぶしか無いので、続編ばかりが売れるという今の状況になっちゃってるワケですね。5千円、6千円といった値段は「失敗したら諦めるか」というには少々高すぎるお値段ですしね。

そんなワケで、ライトユーザの流入によって潤ったゲーム業界は再び縮小化の道へと一歩足を踏み入れてしまったような気がします。確かにDS LiteやWiiといった任天堂ハードは売れてますが、PS3、XBOX360、PSPはそれほど売れてませんし、まだ初期段階の兆候ではありますがソフトも伸び悩んできているように思います。このまま放っておけば2~3年後は再びライトユーザの居ないゲーム業界に逆戻りでしょう。
こういった状況をどうすれば打破出来るのか。後編で考えていきたいと思います(と言い切りましたがまだ何を書こうか迷ってます。いい答えが無いかも知れません(汗))。
[PR]
by nintendods | 2007-05-06 17:06 | STUDY

新型PSP

たまには趣向を変えて。
今日、某掲示板を見てたら「新型PSPが4/31に発売」なんて書いているスレがあったのでちょっと妄想してみる(4月は30日まで)。

上記のスレはちょっと遅れたエイプリルフールネタとしても、新型PSPの発売可能性は結構あるんじゃないかと思う。その兆候があるようにも思えるし、また環境も整ってきているように思えるからというのがその理由。
【兆候】
・SCEが現行PSPの生産調整をしている。今年1月のITmediaの記事を引用してみる。
ハードの生産出荷台数はPS3が184万台、プレイステーション2(PS2)が前年同期比23%減の411万台、PSPが同72%減の176万台で、PSPの落ち込みが激しい。
これは昨年2006年のQ3(10月~12月)における生産出荷台数の話。丁度PS3発売と被っているため生産ラインを一部PSPからPS3に移したという可能性もあるが、それならそういうコメントがあっても良いと思うので、私としては「生産調整説」を唱えたい。
生産調整する理由は当然在庫を減らしたいから。在庫を減らす理由は間接的な要因はともかく直接的な理由はひとつで、「このまま作ると売れ残る(と思われる)から」。確かにPSPはDSに押されて携帯機のシェアは今ひとつですが、それでも国内だけで500万台売れた商品。ひとつの壁(マニアの壁)は超えており、それなりに世間に認知された商品になっています。しかも昨年夏頃からはそこそこヒットするソフトも増えており(モンハンBestやガンダムGジェネなど)、ハード売上も2006年Q2で国内45万台近く売れてます(ファミ通より)。普通はこんな場面で生産を70%以上縮小するなんてありえません。一番可能性があるのは新型PSPの発売を控えており、現行PSPを在庫としてあまり持っておきたくないということではないでしょうか。
そういや、任天堂も2006年3月にDS Liteを発売する直前、旧DSが年末年始にショートしてましたね。これもDS Lite発売を控えて現行機の生産量を落としていたところで「おいでよ どうぶつの森」や「もっと脳を鍛える~」が予想以上にヒットして在庫が無くなってしまったのでしょう。

【環境】
・上にも書きましたが、現行PSPは既に国内500万台が販売されており(これもファミ通 調べ)、世間的にかなり認知されていると思われます。電車の中でPSPを持っている人は結構居ますからね。DS Liteが発売されたのも、DSが国内600万台程売れた時点でした。タイミングしては決して悪くない。いや、出すなら今年中というのがベストのタイミングと言えるでしょう。
・PSPも最近はコアゲーマー向けのゲームがそれなりにヒットするようになってきました。ここ最近で売れたゲームをざっと並べてみると、
 ・モンハン2nd:約100万本
 ・MGS OPS:約30万本
 ・TOW:約20万本
もうちょっと前までさかのぼれば、先ほど書いたモンハンのBest版やSDガンダムGジェネが30万本近く売れてます。ある程度の数(20~30万本)であればソフトが売れる土壌が出来てきたため、ソフトを発売するプラットフォームとしてそれなりの地位を確立出来たと思われます。従って新型PSPを出しても3rd Partyにソッポを向かれて全然ソフトが出ませんでした、ってことにはならないだろうと思われます。
・PS3の開発が一段落してきたので、SCE社内でPSPのテコ入れといったことを真剣に考えられる環境になってきたんじゃないかと思います。PS3発売前(昨年夏頃まで)はとてもじゃないけど新型PSPなんて考えてる場合じゃなかったと思いますが、PS3発売が見えてきた頃になって急に生産調整し始めたと考えるとQ3でいきなり生産が減ったのとつじつまが合います(ちょっと強引な理論だけど)。

では肝心の「じゃあ新型PSPってどんなの?」って言われると何とも言えませんが、互換性を保つことを前提とするなら、UMDは残さざるを得ず、そうすると巷で噂のあったHDD搭載とかはちょっと難しいのではないかと。DSとDS Liteの関係に近く、基本的にはデザイン面や使い勝手中心の変更をしてくるんじゃないかと予想します。これまた巷の噂であった大容量Nand Flash搭載ってのはあるかも知れませんが。替わりにメモリスティックが無くなると予想してみる。

ここで気になるのが任天堂の動き。任天堂はこと携帯機に関してはことごとく他社の新型機発売に合わせて何かの機種をぶつける傾向にあります。
 ・ネオジオポケットやワンダースワンに合わせてGBカラー
 ・ワンダースワンカラーに合わせてGBA
 ・ワンダースワンクリスタルに合わせてGBA-SP
 ・PSPに合わせてNintendoDS
ま、偶然の一致もあるかも知れませんが、こんな感じで結構ぶつけてきてる感じがあるので、新型PSPが出るとなるとDSも新型DSを用意してくるかも知れません。当ブログとしてはそっちの方が興味あったりしますね。
[PR]
by nintendods | 2007-04-05 00:42 | STUDY

PS3の憂鬱、Wiiの不安

Wii体験会に参加して、これでPS3とWiiの両方を目で見ることが出来ました。また色々と情報も飛び交っています。ここで再度PS3とWiiの2機種について年末までの状況について考えてみたいと思います。

【PS3の憂鬱】
●「本体出荷数が足りない」 これはもっとも痛い。初週8万台とウワサされてますが、欧州発売を春まで延期してこれでは目も当てられない。北米の方がたくさん割り当てられていると考えても、発売日までに全部で20万台程度しか用意出来ないとは。これではまさにPSPの二の舞です。参考までにNDSとPSPの時の販売台数を比較してみましょう(ファミ通調べ)。

NDS:44.1万→18.1万→22.0万→25.3万(合計109.6万)
PSP:       16.6万→ 8.1万→ 9.3万(合計 34.0万)

NDSとPSPの時は供給能力に大きな差がつきました。今回のWiiとPS3も、NDSとPSPの時と同じ程度の供給能力になりそうな感じです。が、しかし今回PS3は北米でも発売するので、日本に回せる台数は半分かそれ以下。PSPの場合は毎週9~10万台程度の出荷があったと推測されますが、PS3が同じ程度の供給能力と仮定すると日本に流通するPS3は初週を除くと毎週5万台程度になってしまうことが予想されます。これだと年内に出回るPS3の数はせいぜい50万台。ヘタをすると40万台程度になってしまいます。Wiiは年内100万台というお話もあるそうですので、年内に倍の差をつけられてしまうことになります。

●「ビジネスモデルの問題」 TGS2006にて大幅値下げを発表したPS3。値下げ前でも赤字確実と言われてましたので、さらに1.2万円ほど値下げしたことで、例えば年内に50万台売ったとするとそれだけで60億円の赤字拡大です。赤字が必ずしも悪い訳ではありませんが、以前NDSとPSPの時にも書きましたが(ここを見てね。PS3にもまったく同じことが言える内容です。)、赤字でゲーム機を売るビジネスモデルは「市場独占が前提」です。Wiiがかなりのユーザに受け入れられそうな現状では、この市場独占は夢のまた夢です。PSPに引き続き、SCEはかなり厳しい状況になったといえます。

●「ブランドイメージの問題」 最近のバッテリー問題で、広く一般人のソニーというブランドイメージが低下しています。バッテリーの件では、ちょっとやりすぎだと思うぐらいマスコミがソニーをたたきました。ソニーはその高いブランドイメージが大きな武器だったので、これはPS3に限ったことではなく痛い問題です。PS3もコアユーザと呼ばれる100~150万人の人達にはすぐに売れるでしょうけど、その後ライトユーザに売っていくのは苦労するでしょう。いまや「ソニーだから」と言って商品を買う人は非常に少なくなっていると思われます。


【Wiiの不安】
●「グラフィックス」 グラフィックスがゲームの全てでないことをNDSは証明しました。しかしそれは携帯ゲーム機という、もともとグラフィックスが全てでは無いカテゴリの商品だったからこそユーザの関心が高くなかったという事情もあったかと思います。WiiとPS3を比べると、現時点でも圧倒的にPS3の方がグラフィックスが良いのは純然たる事実です。さらに、開発が難しいとされるPS3ですから、2~3年経つともっと綺麗なグラフィックスのソフトが出てくるでしょう。この頃には今よりもっと差が開いていると思われます。もし2年経ってもWiiとPS3が「いい勝負」をしていた場合、PS3が抜け出す可能性があります。ま、しかし2年もいい勝負をしていたら、ソニーの会社自体が苦しいことになってるかも知れませんが。

●「ゼルダの功罪」 体験会に参加して改めて思ったのは、「ゼルダはすばらしい」。そして、「ゼルダが売れすぎて他のソフトが売れないんじゃないか」ということ。ちょっと気になったのでこれまでの据え置きゲーム機の主なローンチタイトルを調べてみました。

SFC:「スーパーマリオワールド」「F-ZERO」
SS:「バーチャファイター」
PS:「リッジレーサー」(ちょっと遅れて「闘神伝」)
N64:「スーパーマリオ64」「パイロットウィングス64」
DC:「バーチャファイター3tb」
PS2:「リッジレーサーⅤ」(ちょっと遅れて「DEAD OR ALIVE2」)
GC:「ウェーブレース ブルーストーム」「ルイージマンション」
XBOX:「鬼武者」「プロジェクトゴッサム」「DEAD OR ALIVE3」
XBOX360:「リッジレーサー6」(ちょっと遅れて「真・三國無双4」

こんな感じ。気が付いたでしょうか。ローンチでいきなりキラーRPGを持ってきたハードが無いことを。普通、開発に時間のかかるRPG(しかも大作)をローンチで出せる訳が無いので、大体ハード発売初期はアクション系やパズル系のゲームが多くなるのですが、WiiはGCとかなり近いハードということでGCで開発されていたゼルダをローンチとして持ってくることが出来ました。
これはハードの牽引役として多いに役立つ一方、時間を取られる大作RPGを持ってきたことで、ゼルダ以外のソフトが売れなくなる危険をはらんでいます。いや、実際体験会でのゼルダ人気を見れば、ソフトの売れ方はゼルダが年末までの全ソフト売上の半分を占めるんじゃないかと思うぐらいの勢いです。特に3rd Partyは苦しいでしょう。これが災いして、3rd PartyがPS3やXBOX360に逃げていく、というストーリーもありえない話ではありません。超強力なローンチを持ってきたが故の不安を体験会を見ていて少し感じました。
[PR]
by nintendods | 2006-11-05 02:02 | STUDY

E3 2006プレカンファレンスについての雑感

E3 2006のプレカンファレンスで任天堂がWii(開発コード:Revolutionの正式名称)についての発表を行いました。その前にSCEもPS3の発表を行っており、今年のE3はまさに据え置き機一色といった感じですね。WiiとPS3で気になったこと、それと(Nintendodsブログだけに)WiiとNDSの関係についても少し考えてみたことを書いてみたり。

まずはWiiとPS3から。発売日はPS3は11/11(日本)と明言がありましたがWiiは第4四半期(つまり9月~12月)としか明かされませんでした。ただ9月発売だとすると既に4ヶ月ほどしか無いので、ちょっとこれは考えられないでしょう。どんなに早くても10月中旬以降、現実的にはNDS発売時のように11月下旬~12月初旬というのが妥当な線でしょうか。

5/11 PM11:30 追記:
  誤:第4四半期(つまり9月~12月)
  正:第4四半期(つまり10月~12月)
  アホです。逝ってきます。

ただ、PS3が11/11発売ということで、これにぶつけてくる可能性はありそうです。Wiiを「ダブル11」と読んで、11/11発売に合わせてくるとか、もしくはPS3発売約1週間前の11/3に発売し、11/3~11/5の3連休に家族でゲームを、というのがありそうな戦略ですね。まぁ発売日を合わせる場合はNDS v.s. PSPの時で明らかなように、供給を切らしてしまうと非常に手痛いことになるのでかなり自信が無いと難しいですけどね。(ただ私のこれまで得た情報を総合する限り、どちらかというとPS3の方が量産化にはより険しい課題が多いように感じてますけどね。発売当初に重要なアノ機能の問題とか、あと半年で本当に解決できるのかしらん?)

ま、任天堂の戦略としては、どちらかというと(Wiiが遅くとも12月初旬に発売されるなら)今回は発売日というよりは価格面とローンチタイトルでの戦略の方が重要になるでしょう。PS3は2バージョンが発表になりましたが、安い方でも6万円以上、高い方だと7.5万円前後になると予想されます。これに対してWiiがどれだけ戦略的な価格設定をしてくるか。2.5万円以下で出せるかどうかがひとつの分岐点でしょうか(そういえばゲームキューブって発売当初2.5万円でしたっけ?)。本体価格が2.5万円以下の場合、ソフトや周辺機器込みで考えるとWiiは大よそPS3の半分の値段で遊べることになるのではないかと思いますが、ここまで差が開くと消費者も価格をひとつの判断材料にするのではないかと思います。SCEの方々は「価格は関係ない」とおっしゃってますが、PSやPS2と同じと思っているなら少し見通しが甘いんじゃないかな?と思います。

あと、ローンチタイトルですが、こちらもWiiに追い風が吹いています。そう、ゼルダです。ゼルダをWiiのローンチに持ってきたのは、(ゼルダファンはかなり待ちぼうけを食わされましたが)Wiiのスタートダッシュには非常に好材料でしょう。ただ、元々GC用として開発されたゼルダがどこまでWii向けにカスタマイズされているか、その点は少し不安が残ります。中途半端なカスタマイズでファンを失望させることだけはして欲しくないところ。PS3はローンチタイトルも少し苦しいかも知れません。PS2の時もそうでしたが、高性能でピーキーなマシンなので性能を十分引き出したソフトが遊べるようになるのは、発売から1年ほど待たなくてはならないでしょう。

PS3の不安材料ばかり書いてきましたが、PS3側に好材料が無いワケではありません。FFⅩⅢやMGS4といった大型タイトルがPS3で開発されていることが発表されましたし、ブルーレイ・ディスク再生機としての価値が認められればPS2の時のように価格が高くてもユーザの購入意欲が高まるかも知れません。おそらくSCE側は、「将来性はPS3が上」ということをアピールする戦略を取ることで、ユーザにWiiではなくPS3を選択させようとするでしょう。どこまでユーザに「PS3の将来性」を訴えられるか。この辺りが大きな分岐点になりそうな予感がします。

最後にWiiとNDSの関係について。WiiにはNDSと無線通信する機能が付くことが発表になりました。またWiiは「Wii Connect 24」というスタンバイモードでのインターネット常時接続が可能です。これにより、技術的には現在お店に設置されているDSステーションのダウンロードサービスやWiFiコネクションといった機能をWiiで実現することも可能になると思われます。いちいちお店屋さんに行かなくてもNDSの体験版をダウンロード出来ますし、Wiiを通じてWiFi通信できれば、WiFiコネクションに接続する人も今より増えるかも知れません。さらには、Wii側には課金システムが載るでしょうから無料ダウンロードだけでなくNDSの有料コンテンツを配信することも可能ですし、GCとGBAという組み合わせでは一度挫折したコネクティビティも、NDSはタッチパネルにマイクといった入力デバイスを備えていますし接続も無線で手軽につながるので、WiiとNDSの連動という形で再生できるかも知れません。またWiiをサーバにしたNDS用ネットワークゲームというようなことも考えられます。「無線」や「常時接続」といった技術の進歩によって、WiiとNDSのコネクティビティは結構イケルんではないかという予感がします。今後のWiiとNDSの関係にも注目していきたいですね。
[PR]
by nintendods | 2006-05-11 01:23 | STUDY

NDS v.s. PSPで一年を振り返る(Part5)

やっと今回で最終回(の予定)。
最後に2004年12月~2005年12月までの「ハード販売台数」「ソフト販売本数」「タイレシオ」のグラフを掲載しておきましょう。なお、「4週補正」とあるのは、月によって4週の月と5週の月があるので、5週の月は4/5してあるという意味です。また、2004年12月のPSPは発売時期の関係から12月が3週しかありませんでしたので、同じく4/3してあります。ですから月間の棒グラフの値は本当の販売台数ではないことをあらかじめご了承下さいまし。
b0020549_22514828.gif
b0020549_22524257.gif
b0020549_22525564.gif

まずはハード売上げから振り返ります。2004年の12月はNDSが約110万本、PSPが約35万本と、NDSが圧勝しました。ただ、この圧勝はNDSの良さが認められたというよりは、PSPの生産が追いつかない状態だったため、売りたくても売れなかったという状態でした。ここがまず最初のターニングポイントと言えるでしょう。最初のスタートダッシュに失敗したPSP。ただ、この失敗をもたらしたひとつの原因は他ならぬNDSの存在でした。PSPに合わせて価格・発売日を設定してきたNDSにSCEはかなり焦ったことでしょう。PSPは任天堂の挑発に見事に乗ってしまい、そして墓穴(無理な価格設定、無理な発売日設定、そして無理な生産による市場不良)を掘ってしまったように感じます。
ただ、PSPも1月中旬から3月までの間は順調に販売台数を上げその差を詰めていきました。このまま行けば最初の差を埋めることが出来るのではと思われましたが、
・3~4月:4色もの新色発売
・4~6月:ニンテンドッグス/脳を鍛える/あたま塾など
      Touch!Generationシリーズソフト発売
・7~8月:ホットサマーキャンペーンと新色発売
と、矢継ぎ早にてこ入れを行ったNDSが、逆に4月以降じわじわと差を広げる形になりました。9月以降になるとPSP陣営も新色発売、ウイイレ/脳トレ/モンハンなどの有力ソフト投入やギガパックの発売などのてこ入れで巻き返しを図りますが、NDSの勢いを止めることは出来ませんでした。ただ、負けハードが超えることが出来ない境界線と言われる300万台のラインを超えることは確実な情勢にまで持っていくことは出来たので、このまま消えていくワケではなくある程度の市場は形成できるでしょう。今後も当面はソフトも発売され続けるのではないかと思います。NDS陣営は11月から始めたWiFiコネクションの試みがユーザに受け入れられたことで、ローンチを超える売上げを2005年末に記録することが出来ました。私の周りでも11月頃から急にNDSの話題が増えるようになり、年始には「もっと脳を鍛える」のCMの話題(52歳かよ~)がそこら中で聞こえてくるといった状態でした。ここへきて完全に社会に認知される存在になったと言えるでしょう。

続いてソフト売上げですが、こちらはハード以上に圧倒的な差がついています。ハード売上げの項目でも書いたように、4月以降の任天堂戦略によってNDSとPSPの明暗がハッキリ現れているのが分かります。2005年12月のソフト販売本数はまさに異様な盛り上がりでした。NDSはハードの累計販売台数が増えたのに合わせてソフトの市場規模が確実に大きくなっています。一方のPSPは、1年前とソフトの市場規模がほとんど変わっていません。ハードの普及台数は約7倍に増えているのにソフトの市場規模が変化していない。これは何よりSCEにとって痛手ではないでしょうか。ハード価格はかなり抑えられているのであまり利益は出ず、またソフト販売本数が増えなければロイヤリティ収入も増えません。今後、SCEはPSPのソフト売るための戦略を練っていく必要があるでしょう。

最後のグラフはタイレシオです。こちらも一目瞭然ですが、PSPはこの1年間でほとんどタイレシオに変化がなく、1.7~1.9付近をウロウロしています。これは結局のところ、最初のころにハードを買ったユーザがそれ以降新しいソフトを買っていない or 新規でハードを買っていくユーザがほとんどソフトを買っていかない のどちらかと考えられます。いずれにしてもタイレシオが2を切っているままではゲーム業界のビジネスモデル(ハードを赤字覚悟で売ってソフトで回収)は機能しませんので何とかしないといけませんね。ちなみにC-NEWSが以前行ったネット調査?でPSPユーザのソフト所持本数は平均3本との結果が出たそうですが(記事はここ)、このグラフを見れば笑い過ぎてお腹が痛くなっちゃいますね。本当にそういう結果が出たのであれば、母数を増やすなり母数となる対象者の偏りを無くすなり対策を取らない限りは、何を調査しているのか分からないでしょう。
NDSはタイレシオも順調に伸びています。特に3月以降は月間タイレシオが3を超えることも多く、非常に好調と言えるでしょう。今後もユーザを飽きさせずに新しいソフトを買ってもらえれば、PS2をも超えるだけの存在になりえるのではないかと思います。

さて、長々と書いてきたNDS v.s. PSP記事もこれでおしまい。最後まで読んで頂いてありがとうございました。
[PR]
by nintendods | 2006-02-08 00:02 | STUDY

NDS v.s. PSPで一年を振り返る(Part4)

今回はもう少しソフト売上げの話に踏み込んでみたいと思います。
昨年12月まで(ソフト売上げは月曜日→日曜日で区切りなので、厳密には12/25まで)の累計ソフト売上げ記録です。まずは全体的な傾向から。
1.ソフト売上げ本数:
 ●NDS:約1,300万本(任天堂:約940万本、他:約360万本)
 ●PSP:約480万本(SCE:130万本、他:約350万本)
2.ソフト売上げ金額(本数×定価)
 ●NDS:約590億円(任天堂:410億円、他:約180億円)
 ●PSP:約230億円(SCE:65億円、他:約165億円)
一目瞭然。NDSはソフト売上げにおいてはPSPに圧勝してますが、それは結局任天堂(ポケモン含む)とSCEの差によるものです。3rd Partyの売上げ本数や金額はあまり変わりません。NDSとしてはハードが倍近く売れているのに3rd Partyの売上げが伸びてないのが気になるところですが、やはり任天堂というメーカが強すぎて3rd Partyの影が薄いのが原因でしょうかね。ただハードの台数差が今後も広がっていけば、次第に3rd Partyのソフト売上げの差も広がっていくとは思います。
ひとつNDSにとっての明るい話題といえば、まもなくバンダイの「たまごっちのプチプチおみせっち」がミリオンを達成しそうだということでしょうか(ファミ通によると2006/1/22までに累計95万本達成)。実は、任天堂ハードで3rd Party製ソフトがミリオンを出すのは久々のことです(私の知る限り。もし間違ってたらご指摘ください)。N64、GCだけでなく、あれだけハードが売れたGBAでも(意外にも)3rd Partyのミリオンは出ていません。3rd Party製ミリオンを探して時代をさかのぼっていくと、GBA発売直前の2001年3月にスクエア(当時)から発売されたGBソフト「ドラクエモンスターズ2」まで戻ってしまいました。実に5年近くの期間遠ざかっていた記録をNDSとたまごっちが到達しようとしています。ハードが順調に売れ、またユーザ層が広がっていけば、今後も3rd Party製ミリオンが出てくることも期待できるのではないかと思います。

少し話が逸れてしまいました。今回は各社がどれぐらいの売上げを上げているかについてもう少し詳しく見るんでした。以下はNDSとPSPに限定した(売上げ本数×定価)で計算した売上げ金額順位です。
●NDS
 1位:任天堂:約410億円
 2位:バンダイ:約60億円
 3位:コナミ:約20億円
 4位:トミー:約17億円
 5位:セガ:約17億円
 6位:スクエニ:約13億円
 7位:カプコン:約9億円
 8位:マーベラス:約8億円
 9位:ナムコ:約8億円
 10位:スパイク:約4億円

●PSP
 1位:SCE:約65億円
 2位:ナムコ:約37億円
 3位:コナミ:約27億円
 4位:コーエー:約23億円
 5位:バンダイ:約19億円
 6位:カプコン:約18億円
 7位:セガ:約12億円
 8位:フロム・ソフトウェア:約7億円
 9位:EA:約5億円
 10位:ハドソン:約3億円
これを見てもらうと分かるように、任天堂を除くとNDSとPSPとどっこいどっこいといった感じ。それだけ任天堂が飛びぬけていると言えます。NDSでバンダイはかなり稼いでいますが、これは「たまごっち」によるところが大きいです。コナミはNDSでバカ売れしたソフトはありませんでしたが、どのソフトも堅調に売れている感じです。3本しか発売してないのに4位に食い込んだトミーや2本で6位のスクエニなどは、結構おいしい思いをしたかも知れません。
PSPに目を向けると、一応1位はSCEですが、25本ものソフトをリリースして65億円というのは少し期待はずれだったかも知れません。2位のナムコは「リッジレーサーズ」や「テイルズオブエターニア」が売れて、3位のコナミは「ウイイレ」が売れて数字を伸ばしてきました。
このリストを見ると、NDSとPSPに両方ソフトを出しているメーカの中では、バンダイはNDSで、ナムコはPSPで売上げを大きくあげているのが分かりますね。また今回の集計をしていて少し気になったメーカはタイトー。12/25までにNDS側に8本、PSP側に6本のソフトをリリースしていますが、NDSソフトの売上げは3.5億円程度、PSPソフトの売上げは2億円程度と思われます。他社と比べてもソフト1種類あたりの売上げ金額がかなり少なく、本当に大丈夫か?と思ってしまいます。まぁあまりお金を投資せずに作れるソフトでコツコツと儲けるスタンスなのかも知れませんが、かなり独自路線を突っ走ってる感じですね。

まとめになりますが、3rd Partyにとっては現状はNDSもPSPも市場規模はあまり変わらないので、当面は(出せる体力のあるメーカは)両方のハードにソフトを供給していくんでしょう。現状、2006年の各社のソフト発売リストもそれを物語ってます。しかし年末でハードの普及台数に大きく差がついたため、このバランスはこれから少し崩れてくるのではないかと思います。このバランスの変化が引き起こす開発パワーの差が現われ出すと思われる今年の夏以降、3rd Partyの動向に注意していきたいですね。
[PR]
by nintendods | 2006-02-05 01:23 | STUDY