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NDSソフトのジャンルについて

「ザ・アーブス」はアドベンチャーですよ、と前回の記事の内容でご指摘頂いた時に、そういやNDSってソフトのジャンル片寄ってるなぁと改めて思ったので記事にすることに。
最近はゲーム会社が勝手なジャンル付けをする(ジャンル「ACID」って何なのよねー)のと、最近のゲームソフトは明確なジャンル分けが難しいソフトが増えてきたのとで、「ジャンル分け」自体に多少の無理があることを前提に、NDSとPSPの3月末発売までのソフトを以下のジャンルで区分してみました。

●ロールプレイング ・・・ NDS:1、PSP:5
●シミュレーション ・・・ NDS:0、PSP:3
●アドベンチャー ・・・ NDS:4、PSP:0
○アクション ・・・ NDS:8、PSP:3
○シューティング ・・・ NDS:1、PSP:1
○レース ・・・ NDS:1、PSP:2
○スポーツ ・・・ NDS:2、PSP:1
○格闘 ・・・ NDS:0、PSP:2
◆パズル ・・・ NDS:5、PSP:5
◆テーブル ・・・ NDS:2、PSP:5
◇その他 ・・・ NDS:2、PSP:2

●や○など記号を変えたのは、近いカテゴリに位置するジャンルについてまとめる意味合いから。これを見て分かることは、NDSは日本人が好むジャンルであるロールプレイングのゲームがほとんど出ていないこと、逆にアドベンチャーやアクションが非常に多いことが分かると思います。まぁアクションと一口に言っても、ミニゲームのようなものも上記の分類ではアクションになるので、ちょっとニュアンスが違うかも知れませんけど。またPSPと比べてシミュレーションやテーブルゲームにも弱いことが分かります。
ジャンルが片寄る大きな原因は、やはりタッチパネルの存在が大きいと思われます。タッチパネルの使い方として、ひとつの方向性はそのタッチのスピードや正確性を求めるゲームがあります。これまで十字キーで遊んでいたものがタッチパネルになりアクションの自由度が高まったことが、NDSでアクションゲームが沢山出る理由でしょうね。またもうひとつの使い方として、謎解きがあります。絵の中にナゾを埋め込んでおき、そこをタッチすることでゲームを進める。これまでメニューによる選択方式といった限られた選択肢しか用意できなかったものが、タッチパネルを使うことで非常に謎解きの埋め込みがやりやすくなりました。まさにアドベンチャーゲームにもってこいのハードがNDSだったワケですね。
逆にNDSにロールプレイングやシミュレーション、テーブルゲームといったジャンルが少ないのが気にかかります。特にロールプレイングゲームは日本人が好むジャンルのひとつですが、最近のロールプレイングゲームは非常に凝った絵を出す傾向にあるので描画性能のより高いPSPに企画が流れてしまっているのかも知れません。ここをPSPに抑えられるとNDSとしても苦しいところでしょう。シミュレーションやテーブルゲームといったジャンルは比較的タッチパネルとの相性がいいと思うのですが、現在のところあまりゲームソフトが出ていません。「エレクトロプランクトン」や「ニンテンドッグス」みたいな癒し系ソフトももちろんあると嬉しいですが、このあたりのジャンルでも今後NDSの機能を生かしたソフトが出てくることを期待したいところですね。
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by nintendods | 2005-03-28 23:59 | STUDY

「探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件」インプレッション

NDS3作目となるアドベンチャー「探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件」のインプレッションです。何度か他所で「NDS2作目」という紹介を見ましたが、天堂独太君も入れてあげた方がいいかと思って「3作目」と書きました。ちなみに現在の私のゲーム進行具合は一回エンディングまで見たところ。
(追記:おろさんからコメントでご指摘を受けました。「ザ・アーブス」もアドベンチャーだから4作目だと。その通りでございます。上記は「NDS4作目」の誤りです。残念ながら「アーブス」はほとんどプレイしていないので内容比較等できません。ですからあえて本文修正では無く追記という形でお茶を濁しておきます(^^;; )

まず、「研修医 天堂独太」や「アナザーコード」と比べて、ストーリーが非常にしっかりしている印象があります。内容的には探偵助手の助手(笑)である主人公が、ある殺人事件のナゾ解きをしながらその顛末を見届けるって感じ。「アナザー」のパッケージに「『さわれる推理小説』が誕生」とありましたが、どちらかというとこの「仮面幻影殺人事件」の方がそのキャッチコピーにふさわしいです。推理物としてそれなりに楽しめるデキになってますので、「さわれる推理小説」がやってみたい人は「アナザー」より「仮面幻影殺人事件」の方をお勧めします。ボリューム的にもちょうど良い感じ。私は一回エンディングまで見終わったところですが、なぞ解きが分かった状態でもう一回このゲームをやってみたいと思いました。推理小説で、最後まで読んでからもう一回最初から読みたくなる心理と同じですね。

ストーリーもオンラインゲームを舞台にしており、ゲーム好きには非常に馴染みやすいです。癸生川~シリーズを知らないと良く分からない内容が一部にあったりしますが(かくいう私も全く知らない)、各キャラクターは個性がうまく出ており、本作が癸生川~シリーズを遊ぶ最初の作品であってもそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。

少し細かいところですと、会話の表示スピードが比較的速いこと(さらにオプションでスピードを3段階に変更可能)、会話のログ表示(バックログ表示)が可能、STARTボタンでクイックセーブ可能、そして会話はその人の顔をタッチ、移動などはアイコンをタッチするなどいちいちメニュー画面を呼び出さなくてもいいインターフェースになっているので、ゲームをする上でのストレスはほとんど感じませんでした。また、アドベンチャーやRPGでは「この先どこへ行っていいのか分からない」という状況になることが良くありますが、本作の場合は程よい具合にユーザを誘導してくれるので、路頭に迷うこともありませんでした。こういう細かい配慮がいいですね。これでグラフィックスやサウンドが「アナザー」並に良かったら言うことないんだが、ってのは無いものねだりでしょうか(グラフィックスも味があってこれはこれでいいんですけどね)。

勝手にまとめると、
●「天堂独太」はPCのアドベンチャーゲームをNDSで表現
●「アナザー」はNDSのハード機能を使ったパズルや謎解きを表現
●「仮面幻影殺人事件」は推理小説をNDSで表現
といった感じですかねぇ。個人的にはこの「仮面幻影殺人事件」はお勧めです。

3/29追記:
発熱地帯さんところでここのURL貼られてるみたいね。意外なことにほとんど来訪者数が増えてませんけど。あのサイトを見る人達はこのソフトのインプレッションなんて興味無いのかしらん? しかし今後来訪者が増える可能性もあるので一応予防接種を打っておくことにする。
「えー、GKのみなさま。ここは妊娠系のサイトではございますが、荒らさないでね(ハート 泣いちゃうから。」
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by nintendods | 2005-03-28 13:55 | IMPRESSION

小ネタ

NDS本体を購入してクラブニンテンドーで登録すると50ポイント分のポイントが付きますが、ひとりにつき2台分のNDSを登録することができます。また、先日発売された新色NDSはそれぞれこれまでのシルバーのNDSとは別物として登録できるようです(シルバー、白、黒2台ずつ、合計6台のNDSを登録できますね♪←そんな人いないでしょうけど)。
子供に複数台のNDSを購入した場合や今のNDSを売って新色NDSを買った人は忘れずに登録しましょう。

以上、小ネタでした。。。
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by nintendods | 2005-03-27 23:30 | OTHER

今のPSPが2/3の性能しか発揮できていない理由

PC Watch記事から。私がこの件に突っ込む必要も無いんでしょうが、他に書く記事も無いので書いてみることに。
この記事を読んで私が思ったことをいくつか。

●やはりSCEのカタログスペックは信じてはいけない。
元々SCEはカタログスペックを大々的に宣伝するのが好きですが、今回の件に限らずそのスペック自体がどうも眉唾ものということが多いです。222MHzであってもPSPのスペックが高いということは確かですが、実際には出ない値で計算されたカタログスペックだけで製品の価値を決めてしまわない方がいいですね。特にSCE製品の場合は、実物を見てそれをもって判断するべきでしょう。
まぁしかし、SCEには、こういうウソのカタログスペックで大々的な宣伝はして欲しくないですね。ゲーム機のカタログが信じられなくなるとカタログでの比較が出来なくなってしまいますが、それは結局消費者の選択する基準をひとつ奪っていることになりますから。消費者のことを考えるならPS3ではホンモノのスペックで勝負して欲しいものですし、今からでもPSPのスペック表は修正して欲しいものです。

●ごとっつぁんは何故今頃になってGDCの時の記事を書いているのか?
GDCが開催されたのは3/10頃だったのに、なぜ2週間遅れで記事にしたのか。何か作為的なものを感じるのですがね。。。深読みしすぎでしょうか? それにしてもGDCに行ってるメディアの連中は、こういうことを報道しませんね。そんなにソニーが怖いのか。PSPのスペックは333MHzとさんざん書いておいて、実は222MHzでしたって記事は書かない。NDSの米国発売も豪州発売も欧州発売もほとんどスルーするくせに、「ソニーが3月末にPSPを米国で発売!」みたいな記事は一生懸命書く。これって公正なニュースを配信するべきメディアとしてはどうなんでしょうね?

●OSサイズでかすぎ!
OSが8MBってあなた。NDSのメインメモリは4MBですが、メテオスお試し版などのダウンロードゲームはこのメインメモリだけで動いているんですよ。すなわちNDSのゲームは4MBで出来てしまうのに、PSPはOSだけで8MBですか。。。携帯ゲーム機としてはちょっと異常ですね。
ちなみにGBAの時の1カートリッジプレイでは、GBAのメインメモリである256KBにすべて収める必要があるので、PSPのOSの1/32サイズですな。

●今後333MHz版PSPが出るのか?
出た場合、本体価格はどうなるのか? 互換性はあるのか?(現行PSP用ソフトが333MHz版PSPで動くかという意味と、今後333MHz版用専用ソフトが出てきて現行PSPでは動かなくなるのか?という2つの意味で) という疑問が沸きます。価格については以前クタラギ社長が意味深なことをインタビューで言ってました(元記事はこれ)。
PSPというプラットフォームを守りながらも、何らかの原因で価格は上がるかもしれない。
もしかして333MHz版PSPは価格を上げて出そうって魂胆じゃないでしょうね。。。

追記:
またしても泣き虫さんのコメントから記事のネタを思いつきました。
CPUが222MHz→333MHzにクロックアップして、一体動作時間がどれぐらい短くなるかについて考察。
まずCPU単体としては周波数アップと消費電力の増加はほぼ比例します。周波数に合わせて動作電圧が変わるならそれも考慮に入れる必要がありますが、不明なのでとりあえずは無視。CPU以外は周波数アップに影響を受けないので、消費電力は変化ありません。次にPSP本体で消費される電力のうちCPUがどれぐらい消費しているかですが、これは不明なものの何か仮定をしないと計算できないので、ざっくりと全体の1/3がCPUであると仮定しておく(それほど間違った値では無いと思います)。
この仮定のもとで、クロックアップによって現状4時間動作するゲームが一体何時間になるかを計算すると、
 4.0(時間) / {(1/3 * 3/2) + (2/3 * 1)} = 3.43(時間)
と、30分ほどしか変わりありません。なお電圧を例えば1.1V→1.3Vとかに変える必要があると仮定すると(計算式は省略しますが)3時間ぐらいになります。かなり大雑把ですけど、まぁ大体3~3.5時間ぐらいになると考えていいでしょう。
SCE側の人間になったつもりで考えると、たかが1時間で333MHzを諦めるでしょうか?1時間がそれほど大事ならバックライトをもう少し落とせばいいだけの話。ごとっつぁんは消費電力が原因と分析してますが、どうもそれだけじゃない気がします。
私の予想はずばりCPUの歩留まり(良品率のこと)。チップ設計でどれぐらいの周波数をターゲットにしているかにもよりますが、333MHzだと動作しないけど222MHzでなら動作するってチップは結構あるハズです。つまりそれらのチップを良品と見なすことで良品率がアップし、CPU供給の面やコストの面で有利になるんですよねぇ~。そういう社内事情がチラホラ見えて来た様な来ないような(笑)。
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by nintendods | 2005-03-23 11:46 | NEWS

nintendogs販売戦略の提案(笑)

nintendogsはNDSのシェアを一気に広げられる可能性を秘めたソフトです。しかも広がるところはこれからPSPとのシェア争いが最も激しくなりそうなライトユーザ層。先手を打てれば今後の普及に弾みがつきます。
ただしライトユーザってのはコアユーザが思っている程簡単にゲームを買ってくれない。例えば自分はファッションにほとんど興味を持っていません。もちろん自分をカッコ良く見せたいという気持ちは多少はあるので潜在的には興味があるのだけれど、だからといって普段は(特にファッショナブルな)洋服売り場には近付くことさえしない。こんな人に最新の洋服を買ってもらおうと思っても至難のワザですね。
そんなワケでnintendogsにはNDS発売当初のような大量CM投下や街頭キャンペーンをするぐらいの大々的な宣伝が必要ではないか、と思っていましたが、昨日泣き虫さんから下記のようなコメントを頂きました。
nintendogs かなり受け入れられるはずです。ゲームソフトが限った場所でしか販売されない現状を顛覆させる可能性が秘められているソフトだと思います。
返信を書いてる時はあまり深く考えてませんでしたが、その後ジワジワと、「大量CM投下だけでいいのか?」という思いが大きくなってきました。泣き虫さんのおっしゃるように「ゲームソフトが限った場所でしか販売されない」現状のままで、果たしてライトユーザ(ライトユーザの中でもnintendogs&新色NDSに関しては特に女性層)が買ってくれるのか?

そこで考えました、販売戦略(^^; まずはコンビニにnintendogsと新色NDSを一式置いてもらいます。できれば綺麗にディスプレイして目立つところに置いてもらいたいですね(無理難題)。そしてそのコンビニだけのオリジナルわんこを飼っておいて、すれ違い通信によるわんこ交換が出来るようにしておきます。こうすれば宣伝用ディスプレイにもなりますし、そのコンビニで実際にわんこ交換の楽しみも体験することができます。もちろんコンビニでは新色NDSとnintendogsを売ってもらいます。
NDS発売当初も一部のコンビニでNDSハードを売ったようですが、台数が少なかったせいか効果は薄かったように感じます。今度は魅力的なソフト(nintendogs)と新色NDSという(ライトユーザに対する)強力な武器が揃うので、コンビニ戦略が効果的ではないかと思います。
購買ターゲット層の行きそうな場所という意味では携帯電話ショップにも置きたいところですが、こっちは置いてもらってもそれほどショップにとってメリットが無いからダメでしょうね。まぁとりあえず全国のコンビニに置けばかなりインパクトがあるからいいか。あとはマクドナルドとかなら乗ってくるかな?オリジナルデザインのNDSとか販売すればなおヨシ(勝手言いまくり)。

nintendogsに機能として備わっているかどうか不明ですが、交換したわんこの履歴が残るなら、全国コンビニ通信の旅(全国のコンビニですれ違い通信をしてわんこの履歴を集める)ってのも面白そうですね。旅先のコンビニで旅の思い出とともにわんこ交換、なんてステキだと思います。これは販売戦略じゃなくて単なる妄想ですケド。

考えてみたら、例に挙げたファッションの件でも、ゲームショップに(多少ゲーマーを意識した)洋服が売られてたら自分でもそれなりに興味を示すんじゃないかと思います。それと同じで普段ゲームに興味の無い人に買ってもらいたいソフトだからこそ、ゲームショップに近付かない人が普段行く場所で販売してもらうってのが一番賢いやり方ですよね。
任天堂さん、是非是非nintendogs&新色NDS販売を成功させて下さい。このアイデア使ってもいいよ(笑)
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by nintendods | 2005-03-16 09:36 | STUDY

NDS&PSPハード販売台数考察

先日コメントにてNDSハード売上が落ちてる件についてご指摘頂きました。実は私も何度もこの件について書こうとしましたが、数字を色々いじくってても結局結論が出ない状態で書きかけた記事を削除すること数回。今回背中を押されましたので少し煮詰まってませんけど私の現在の意見を書いてみたいと思います。

さて、このサイトの右側にある「NDSソフト売上記録」というのをクリックしてもらうと、NDSとPSPのハード販売台数を見ることができます。このデータはファミ通がネット上で公開しているデータを勝手に累計しているものですが(ファミ通さんゴメンなさい)、今回はこのデータを元に考察します(最新のデータを更新してないですね。すいません。今日中には更新します)。

さて、グラフを見てもらえれば判ると思いますが、1月後半に入ってからNDSの売れ行きが非常に悪い状態が続いています。週間データを見ると、大体PSPがNDSの1.4~1.7倍ずつ売れている感じ。ただ、大きな目で見てみると2月累計でPSPがNDSを7万台ほど挽回したに過ぎないとも言え、このデータをどう見るかで結論が大きく変わってしまいます。
NDSとPSPは共に信者の方?が売れない理由を大よそ下記のように解説してくれてるのではないかと思います(PSPについては12月末時点での声)。
 ●NDS:「今はソフトが出てないだけ。nintendogsが出て新色NDSが
  出ればバカ売れする」
 ●PSP:「12月は供給が不足していただけ。今後供給体制が整えば
  バカ売れする」
どちらの意見も正しいように思いますが、それでも、
 ●NDS:キタヨやアナザーが出ても販売台数に対するインパクトが
  皆無だった
 ●PSP:供給が追いついた現状においても、月20万台程度しか
  売れてない
と、どちらの意見にも反論することが可能で決定的な要因では無い気がします。

私の意見は、概ね2つあります。
 1.12月~1月前半までとそれ以降では購入層が違うから販売傾向が
   違う。
 2.両ハードで初期需要を仲良く分け合ってしまった。
「1」は12月~1月という特殊事情が働いたという理論です。12月~1月前半はクリスマス~お年玉シーズンで毎年任天堂関連商品が非常に強くなる時期です。何故強いかというと、任天堂商品は低年齢層に強く、そして低年齢層の収入源は親が握っているからです。親がクリスマスプレゼントに買い与える、もしくは、お年玉という収入源を得て低年齢層がこの時期の購買を決定付けるのです。この低年齢層にウケたのがNDSだということではないでしょうか。もちろんPSPの初期供給体制に問題があったことも事実だとは思いますが、決定的な要因にはなってないと考えています(理由は1月後半以降もそれほどPSPが売れていないことから)。
1月後半からは定常的にPSPがNDSの1.4~1.7倍程度の売上ですが、売れる台数自体が減っています。この時期は上記の低年齢層の購買が一段落し、定常的に収入のある世代(高校生以上)が購買層のメインになっていると考えられます。この世代にはPSPの方がウケがいいのでしょう。ただし携帯ゲーム機に対する購買意欲自体が低年齢層よりも低いので、売れる数もそれに従って減っているというワケです。このように2種類の購買層が時期をずらしながら購入したと考えると、現状までの売上台数推移は綺麗に説明することが可能です。
また「2」に関しては、NDS+PSPの販売台数とGBAの販売台数を比較することで考えることが可能です。12月~1月のNDS+PSP販売台数は合計225万台、2月は6.7~8.7万台/週程度の売れ行きです。それに対して2001年3月に発売されたGBAを見てみると、3月~4月で160万台程売っており、5月~6月は5.1~9.3万台/週で推移しています。
GBAの場合は6月後半以降に「タクティクスオウガ外伝」「遊戯王デュエルモンスター5EXPERT1」「マリオカートアドバンス」「黄金の太陽~開かれし封印~」と定期的にヒット作が出てその地位を揺ぎ無いものにしましたが、それでも10万台/週を超えることはほとんどありませんでした。つまりGBAの時は大よそ2ヶ月間で初期需要を満たし、後は5~10万台/週で安定期に入ったのです。今回もNDS+PSPで見ると2ヶ月で200万台以上を売り、その後は6~8万台/週の安定期に入ったという見方も出来ます。NDSとPSPという毛色の違ったゲーム機なので多少は市場自体が大きくなっているかとは思いますが、こう考えると携帯ゲーム機市場は既に初期需要を満たしてしまったことになります。
この場合、ひとつ問題があります。かつての据え置きゲーム機戦争(PS vs SS)の時、シェアが割れている間(1995年頃)はハードの売れ行きが悪くなったということがあります(残念ながら正確な販売台数は把握できていません)。当時CM合戦をやっていたにも関わらず、ゲーム機が売れない。理由はゲーム機という特殊事情にあります。ゲーム機は他社のものと同じゲームソフトが動かないので、シェアが割れた場合はユーザにとってデメリットが発生するのです(同じハードを友達が持っていないのでソフトの貸し借りが出来ない、ゲームの話が出来ない、など)。そこで一部のコアなユーザ以外は勝ち馬がハッキリするまで購入を見合わせることになります。そのためシェアが割れているとハードが売れないという状況になるのだと考えられますが、NDSとPSPがこの状態に入った可能性があります。こうなるとある程度勝ち負けが決まらない間はこのこう着状態が続くことになります。NDS側はnintendogs&新色ハード発売、PSP側は映像ソフト販売(&新色ハード発売??)で春商戦を迎えますが、シェアを圧倒できるかと言われるとどちらも少しインパクトに欠ける気がします。
3月以降ソフトが揃うNDSは今までよりは売上が伸びると思ってますが、当分の間PSPとの激しいシェア争いに巻き込まれるのではないかなぁ、というのが私の現状での意見です。

3/15追記:
で、結局これからどうなるの?っていう点に関して私の予想では、低年齢層の購買意欲が増すGW、夏休み、クリスマス~お正月にはNDSの売上が増え、それ以外の時期はPSPが売れる、という傾向が続くものと思います。またソフトのヒット作やハードの新色販売などで売上が伸びることもあるとは思いますが、一時的なものにとどまるのではないかと思います(基本的に初期需要を満たしてしまっているため)。
今後焦点はいわゆる「ライトユーザ」の取り込みに移りますが、これまでの携帯ゲーム機と違い、今回は中学~社会人数年目ぐらいの若い女性層が比較的活発な反応を見せているように思います。私はこの層のシェア次第で今後の展開が大きく変わってくような気がしてるので、どうしてもnintendogsに期待してしまうワケです。
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by nintendods | 2005-03-14 17:11 | STUDY

Goolgeサジェストで市場動向調査

私のひそかな巡回先サイトのひとつであるラヴフールさんのところで「Google サジェスト」というものがあることを知った(ここ)。早速使ってみた。

入力キーワード:NDS
 nds rom (198,000 results)
 nds エミュ (6,170 results)
 nds emu (31,100 results)

みなさん、ちゃんと買って遊びましょう (>_<)
ちなみに入力キーワードを「nintendo ds」とすると、「blog」と続く検索結果が558,000resultsもありますが、これで検索すると一番トップにこのサイトが出てまいります。いやぁ~、なんか嬉しいね。まぁそのまんまなタイトルを付けたサイトなので当たり前と言えば当たり前なのかも知れませんが。

入力キーワード:PSP
 psp 不具合 (990,000 results)
 psp 初期不良 (39,500 results)
 psp 不良 (75,200 results)

少なくともネット上ではPSPの不良に対する認知度が非常に高いことが分かります。ソニーさん、みんな心配してます。目先にとらわれすぎると後々すごく損しますよ。

この「Google サジェスト」、ユーザが何に興味を持っているか一目瞭然なので、市場動向調査に使えるかも知れませんね。Google恐るべし。ちなみに入力キーワードを「NDS」や「PSP」にした時に、上記以外のちゃんとした(psp ソフト とか)サジェストもあります。念のため。気になるキーワードを書いただけですのでお間違えの無いように。
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by nintendods | 2005-03-11 09:38 | OTHER

「メテオス」超ファーストインプレッション

めっさ忙しいのに買ってしまった。メテオス。
一時間だけやってみた。。。

 感動

今まで発売されたNDSゲームソフトの中で、一番完成度が高いソフトであることは保証します。とりあえず難易度を最低にすれば簡単にエンディングまで辿り着きますし、最高にすればかなりやり込めるでしょう。
このソフト、ライトユーザにもヘビーユーザにとっても喜ばれる仕様を持ち合わせています。
ライトユーザにとっては、オープニングムービーが入っていたり遊び方が見れたりする点が喜ばれるでしょう。メニューをぐにぐに動かすだけでも楽しい。
ヘビーユーザにとっては惑星が多くそれぞれに個性がありますし、合成やマルチエンディングでゲームに対するモチベーションも保てるでしょう。自分のゲームプレイの(細かな)記録を見ることができるのも嬉しい配慮。

たった一時間プレイでの感想ではありますが、5千円の価値はあると確信しました。そして多くの人にとっても5千円の価値があるソフトになると思います。「買い」です。買いましょう。そして広めましょう。こういう力の入ったソフトこそ売れて欲しい。そしてこういう良質のソフトがこれからも多数出てくることを期待したい。
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by nintendods | 2005-03-11 01:36 | IMPRESSION

人生の糧になるゲーム

続き記事の最後。この「人生の糧になるゲーム」ってのは結構昔から議論されていることのようです。私は最近になってネット上で知りました。だから今さら私が取り上げることもないかも知れませんが、一応前々回の記事に書いちゃったし、ここを見ている人でこういう議論自体を知らない人もいるだろうからあえて記事にしておきます。なお、基本的には私が思っていることを書いているので必ずしも公での議論とは違うかも知れません(公の議論の内容自体を詳しく知っているワケでは無いので)。

前置きが長くなりました。このサイトを見に来てくれている人の多くはゲームを趣味のひとつとしておられるのではないかと思いますが、初対面の人に「趣味はゲームです」と言える人は何人いるでしょうか? 「趣味は映画です」や「趣味は読書です」とは胸を張って言えるのに、なぜ「趣味はゲームです」とは言えないのか。それはゲームの社会的な地位が低いからと考えられます。何故これほど公に認知されている娯楽でありながら地位が低いのか。「映画」や「本」との違いは何でしょう? そのひとつの答えとして挙げられるのが、(社会的に)「人生の糧(かて)となる」と捉えられているかどうか、です。
映画や本は、それを見ることで人生を豊かにするという側面がありますよね。もちろんそうでない物も存在してますが、社会的にはそういう認知のされ方をしている。しかしゲームはどうでしょうか? 少なくとも社会的には「ゲームをすることで人生の糧になる」という認知のされ方をしていませんよね。以前「MMTV」というサイト(のDr.森川の人間風車というコーナー)で書かれていた内容を思い出します。
ジュースの歴史とゲームの歴史は同じかもしれないとか思う。
その昔、ジュースは子供の飲み物なので、甘くて炭酸が入っていてきれいなだけだった。(中略)しかし、親としてはやっかいな存在だった。過剰な甘さは虫歯や肥満の原因になり、炭酸は食欲をなくし、人工甘味料や合成着色料は健康を害す。(中略)その後どうなったかといえば、ポカリスエットなどのスポーツドリンクが生まれ、それまで健康の敵だったジュースが、健康飲料にイメチェン。(中略)親も安心して子供に与えられるようになったし、大人もユーザーになった。
で、ゲーム。今でもゲームは昔のジュースのポジションにあるような気がする。子供が楽しめることが前提であり、健康の敵で、親の心配の種のままだ。
かなり省略しちゃったので元記事へのリンクも書いておきます(ここ)。ジュースを引き合いに出されており、非常に判りやすい表現になってます。ジュースで言うところの「ポカリスエット」のようなゲームを出すことができれば、一気にゲームの社会的地位も引き上げられる可能性があるんですけどね。「ゲーム」という固定概念を覆すためには、少し違う視点からゲームを見ていってもらうことが必要かも知れません。例えば「教育」「医療」といった分野からのアプローチなど(ポカリスエットも元々は医療用から生まれたんでしたっけね?)。

以上、「やらなくてもいいゲーム」「個性を持ったゲーム」「人生の糧となるゲーム」の3つを紹介しました。私はアプローチが違うだけで、根本的にはこれらのゲームは(大きな意味で)同じ方向性を持っているようにも感じています。その根本的なものを具現化できればゲームとしてはかなりインパクトがあるんじゃないかな?なんて思ってますが、ここから先はもう少し私の頭の中で熟成させて下さい(笑)。いつかお話できる時がくるかな?と思ってます。
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by nintendods | 2005-03-10 09:20 | STUDY

個性を持ったゲーム

先日「やらなくてもいいゲーム」の話題で記事を書きましたが、意外にこの記事を書いた直後からアクセス数がぐいぐいと伸びました。ゲーム関係者にとっては「今さら何いってるの?」だしゲーム関係者以外にとっては「興味なし」であまり記事の需要が無いだろうと思ってただけにちょっと驚き。

そんなワケで続きの記事を書いてみたいと思います。今回のテーマは「個性を持ったゲーム」。
この意味は、ゲームソフトとしては1種類なんだけど、各人がゲームをしていく内にその人の個性に合わせて内容がカスタマイズされていっちゃうようなゲームを想定してます。育成ゲームなんかでも育て方によってゲームの結果が変わったりしますけど、それよりももっと推し進めて、「ゲームをする人が意識しない内にゲーム内容がカスタマイズされていく」という方向性を持ったゲーム。

具体的な例となると難しいですが、例えばRPGで、ある人は王様から使いの者が来て「悪の大魔王を倒してくれ」と直々に頼まれるのに(勇者の血筋の人という設定)、ある人は最初王様が会ってもくれず、地道にザコを倒している内にやっとお声がかかるとか(一般人の設定)。もっと飛躍するならば悪の大魔王から使いが来て「俺の右腕になれ」と言われる人がいてもいい(悪人の設定)。今までのゲームならこれらストーリーの分岐はゲーム中での明確な操作の違い(会話でどれを選ぶか、など)によって決定されてましたが、もっと違う情報(その人の性格、過去のゲーム歴など)で分岐するなんてどうでしょう? もちろんそれらの情報がゲームソフト側から見えるような形になっていることが必要条件ですけど。

例が悪いのであまりピンときてもらえないかも知れませんね。どうしてこんなゲームを考えたのかを説明した方がいいですね。こういう個性を持ったゲームを考えた最大の理由は、「ゲーム攻略本」「ゲーム攻略サイト」の存在です。私もこれらの本やサイト情報を見ますが、これって良し悪しだと思うんですよね。答えを知った上でゲームをやってしまうから「ストーリーを進めるために(退屈な)操作をしている」感覚になっているのかな?と考えたことがあります。各人のゲーム内容が違ってしまえば、攻略本や攻略サイトって意味が無くなりますよね。攻略日記みたいなのは残るでしょうけど。かつてファミコンゲームが出始めた頃のように、「自分で悩み悩んで攻略方法を見つける」「攻略方法を見つけるために友達を家に連れて来てあーだこーだ言いながらゲームをする」ってのが正しいゲームの遊び方では無いのか?という思いが私の中にあります。そのために各人が全然違うストーリーや解法によってゲームを進めるようにすればいいのではないか、と考えた次第。分岐はランダムでもいいんですけど、個人の趣味や好みに合ったストーリーになれば、ユーザにとっても嬉しいですよね(判り易い例ではアメリカ好きな人は舞台がアメリカになる、インド好きの人は舞台がインドになる、とか。)

次にちょっと違う視点で見てみましょう。ひとつ、私が忘れられない記事があります。といっても記事の大まかな内容しか覚えてないですし、また、何の本に載ってたかも忘れていますけど。今回のお話と関係があるので次にそれを紹介したいと思います。
「あるボードゲームのRPGを何人かで遊んでいた時のお話。ゲームを始めてすぐ、Aさんの操作するキャラクタYの近くにXというモンスターが現れた。以前このボードゲームで遊んだ時にXが火に弱い特徴を持つと知っていたAさんは、すかさずYにファイアの呪文を唱えさせてXを撃退した。それを見ていたBさんが、『Xが火に弱いことを知っていたのはYじゃなくてAさん自身ではないですか?』と問うた。」
意味が判りますでしょうか?つまり、ロールプレイング(役割を演じる)ゲームにおいて、行動する上で重要なのはAさんの経験ではなくキャラクタYの経験なのです。AさんがいくらXが火に弱いということを知っていてもYが知らなければ、Yは何のためらいもなくファイアの呪文を唱えないですよね。
私はこれと同じことをオンラインRPGであるFF11をやっていた時に感じたことがあります。バージョンアップがあった後などはクエストや新モンスターの攻略方法が掲示板や攻略サイトで報告され、そういうヴァナディール(FF11の仮想世界の名前)の外の世界で攻略方法が固定化されてしまう。それを知らないとパーティを組む時にお荷物になるので必然的にそういう情報を「プレイヤーが」仕入れて来ないといけない。これは上記のお話の「Aが知っている情報」ってことになりますよね。私はせっかくヴァナディールという仮想世界があるのだから、ヴァナディールの中でキャラクタYを操作して情報を集める方が面白いんじゃないかなぁと思います。かと言って今のネット社会を無視できるワケでも無いので、ゲームの世界の外での攻略を実質意味の無いものにしてしまう手段として「個性のあるゲーム」というのを持ってくるのもアリだと思っています。

ゲームに「個性」を持たせることでわざと画一的な攻略情報をシャットアウトし、「自分で悩んで攻略する」「そのキャラクタ個別の攻略をごく近い友達同士でワイワイ相談しながら進める」といった昔のゲームプレイ時の状況に戻すことができないか? それが今回のお話です。これをやっちゃうとゲームをするのにすごく時間がかかっちゃうので余計にゲーム離れを引き起こすという説もありますが(汗)。
まだ私の中で完全にまとまってない段階で記事に書いたので長いだけで非常に判りにくい文章になってしまいました。私の意図する内容がうまく伝わったかどうか不安ではありますが、いかがでしょうか? みなさんは個性を持ったゲーム、攻略本の無いゲームってやってみたいですか?
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by nintendods | 2005-03-09 16:16 | STUDY