こちらにニュースリリース掲載あり(ここ)。
以前から一部で情報が流れてしましたが、3DSのグラフィックスコアはDMPという日本のベンチャー製でした。しかし噂ではSMAPH-Sではないかという話でしたが、実際にはPICAでしたね。PICAやそこに載っているMAESTRO(マエストロ)という特徴技術の情報はこちらやこちらにありますが、どうやら普通のGPUではやたら処理の重たくなるようなグラフィックス機能をハードウェアでアクセラレートして簡単に高機能な描画を行う技術(MAESTRO)を搭載したGPUのようです。OpenGL ES1.1なので、プログラマブル・シェーダーではなく固定シェーダーを搭載の模様。その割にはE3デモの品位が高かったように思いますが、これまで任天堂が据え置き機で培った固定シェーダーで見栄えを良くする技術が効いているのか、それともこれがMAESTRO技術の威力なのか。 200MHz動作で、 ・最大15.3M polygons/sec (1ポリゴン=13クロック?) ・最大800M pixels/sec(4ピクセル=1クロック) とのことですが、頂点性能の1ポリゴンで13クロックって何なんでしょうね。他のニュース記事(これ)を見ていると「最大4プログラマブルバーテックスシェーダー」などと書かれたりしてますが、頂点処理側だけプログラマブルシェーダーになってる(?)ちょっと変態仕様なのかも。何れにしても頂点処理能力は結構遅めのイメージ。レンダリング性能は4ピクセル/クロックなので、単純に4ピクセルパイプ実装ですね。こちらは普通かな。 しかしこの会社、ちょっと過去のニュース記事とか掘り返してみるとかなり興味深い。ざっとさらっただけでも、 ・CEOの山本氏は元Sega of Americaでドリキャスやっていた人(記事) ・社外取締役の岡本氏は多分SCEの元CTO(記事) ・会社を設立したのは大学の教授(この人) と、関係している人間がスゴイ濃い面々。またこの会社、 ・SIGGRAPHに出展している(2005年、2006年) ・デモムービーをFutureMarkと共同で作ってる(このデモ) ・Khronos GroupのContributing Member(ここ) 分からない人にはサッパリでしょうけど、Khronos、FutureMark、SIGGRAPHとこれだけ海外向いて色々やってる日本のベンチャーは少ないんじゃないかな? また極めつけはこれ。 ●DMPこんな頃から裸眼3Dでシャープと繋がってたのか? またDMPのニュースリリース内(ここ)に、 2008年10月29日~31日までの3日間、パシフィコ横浜において開催されました「FPD International 2008」のNEC液晶テクノロジー(株)様ブース内において、DMPのPICAグラフィクスIPコア用デモ「御影」が、「高精細3D」展示用コンテンツとして使用されました。なんて話もあるようで、ひょっとしてNECも液晶で3DSに参入してるんでしょうかね。
by nintendods
| 2010-06-21 11:14
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