液晶パネルは左の写真にもあるようにSHARP製。NDSもSHARP製と思われますがあちらの液晶パネルにはSHARPのロゴはありませんでした。この液晶パネルですが、「MADE IN CHINA」の文字が。パネルの生産自体は日本だと思うので、パネルの組み立て(という言い方がいいのかは微妙ですが)を中国でやってるのでしょうか。 最初の写真にある黒いシール部分を剥がすと下からたくさんの小さなICが出てきましたが、こちらのICの用途もナゾです(形状からして液晶ドライバではありません)。 続いてはピックアップの拡大写真。写真で見るとピックアップが青く光って見えますが、レーザー光は赤色です。念のため。上の2つある写真の内下側の写真はピックアップ部を裏側から撮ったもの。ピックアップ(青く光ってる部分)から入った光が反射板(ピンク色に見える板)で反射して黒色をした回路部分に入射するようになってます。あまり詳しいワケではありませんが、ピックアップ部はコンパクトにまとまってる印象です。 さて、本日のレポートの最後はメイン基板を取り上げます。非常にたくさんのICが載っていて何が何やら分かりませんので、とりあえずメインのチップについてだけレポートしたいと思います。 最後に私的には一番のサプライズを。信頼できる私の知人(彼は色々なLSIの中身を調べる事を仕事にしている人です)からの情報として、写真下側の(UMD制御用と見られる)LSIは1チップではなく、なんと3チップ構成になっているとのこと(なお上側のLSIは1チップらしいです)。3チップを基板に載せて配線した上で1パッケージにまとめているようです。つまり上の写真に写っているメインの3LSIは1+2+3=合計6チップから成ってることになります(で、伝説の「1・2・3」がこんなところに(笑))。UMD関連LSIが3チップ構成になっている理由は定かではありませんが、TGS(東京ゲームショー)2004でUMDが完成していなかったことからも、かなり開発に苦労したことが推測されます。サムスンのメモリはともかく、残りの2パッケージ・4チップは本来1パッケージ・1チップにすべきもの。現状は非常にコスト高になっていると思われるので、これらのチップはいずれ統合されたものに置き換わるでしょう。 ってことで今回のレポートはここでおしまい。本当は2回で終了させるハズでしたが長くなってしまったので残り(サウンドアンプ、サブ基板)は第3回ってことで。 12/27 PM追記: 先ほど何気な~しに日経エレ最新号(?)を見たらPSPが分解されているじゃありませんか。しかも今回のレポートで私が書いた内容と思いっきりかぶってます(液晶の「MADE IN CHINA」とか、サムスンのメモリがMCP(マルチチップパッケージ)だとか下側のLSIがUMD制御用だとか配線ウネウネのことだとか)。 サムスンのHP内を必死になって探して品番を見つけてニンマリしていた自分がバカでした(まさかMCPだと思ってなかったので探すのにすごく時間がかかった)。最後の方の「一番のサプライズ」以外は日経エレ参照下さい。私のレポより詳しいです。ハイ。「一番のサプライズ」も証拠写真を載せれないので信憑性は無いですケドね。ただ、信じてもらって損はさせませんよ、お客さん、としか言えませんね。
by nintendods
| 2004-12-27 02:31
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