今回で5回目になったソフト紹介。いったいどこまで続くのやら。今回はこれまで紹介してきたソフトの中でも最も売れていない(推定1.5万本ぐらい?)「探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件」をオススメしたいと思います。売れてないだけにこのソフトをプレイしたことが無い人が読者の中にもたくさん居られると思いますが、このソフト、オススメですよ。
●ゲームデータ ソフト名:探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件 メーカー:元気 ジャンル:アドベンチャー 発売日:2005/3/24 価格:5,040円 プレイ人数:1人 このゲームは以前にもインプレッション記事を書いてます(ここ)。今回も基本的には同じことを書くだけなんですが、ゲーム内容は、オンラインゲームをやっている時に発生した殺人事件の犯人を推理しながら物語を進める内容になってます。 オンラインゲーム中のキャラクタを操作している“人物”とリアル世界の“人物”との対応がどうなっているのか、またそれぞれの登場人物が過去に傷跡を持っており、その傷跡を紐解いていく内にたどり着く、“ある事件”との関連。推理小説を読むような感覚で謎解きをしながら物語を進めていくことができます。一部安直と思える設定もありますが、全体として高い完成度を持ったゲーム内容ではないかと思います。 各キャラクタは比較的個性が強いです。そのためキャラデザインがどうしても肌に合わない人は居ると思いますが、それ以外の人で推理小説が嫌いでなければ買いだと思います。不思議なことにキャラクタの個性の強さも慣れてくるとちょうどいい感じに思えてきますので、大抵の人にはオススメできますけどね。 とにかくこのゲームの良いところは、親切なゲーム設計(メッセージスピードが快適、メッセージのログが残るので、ある程度ならさかのぼって読み返せる、次に行くべきところをある程度絞ってくれるので路頭に迷うことが少ない)と、ストーリーの良さ(馴染みやすいオンラインゲームを題材に、完成度の高いトリック殺人を推理する面白さ)でしょうか。あと、物語のボリュームも比較的多いので遊び応えもありますし、中だるみにならないように途中にも何度か推理力を働かせる必要のある場面があったり、ゲーム中の選択肢の選び方によって最後に評価されてしまうシステムが採用されています。「アナザーコード」を買って物足りなさを感じた人にもオススメします。 残念ながら売れ行きが芳しくなかったこのソフトですが、ゲームとしての完成度が高いので是非多くの人に遊んでもらいたいと思います。このソフトを遊ぶと、「アドベンチャーゲームとNDSの相性の良さ」を実感できるでしょう。NDSで発売されたアドベンチャーゲームの中では間違いなく一番にオススメしたいソフトです。
by nintendods
| 2005-08-03 13:05
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