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NDS v.s. PSPで一年を振り返る(Part1)

お久しぶりです。ごぶさたです。
たまにはNDS v.s. PSPでも書いてみたいと思います。まぁ国内に限ってしまえば、もう誰もNDSの勝利を疑う人は居ないと思いますが、まとめというか1年の総括というか、そんな感じで。ウチは基本的にファミ通ベースの指標を使ってますので、ファミ通で12月末までの結果が出る来年1月6日か13日頃までズルズルと書いていきます。

ちなみにひとつ注意事項。これから何回かに分けてかくこれらの記事では、ハード売上げに関してはファミ通の発表値そのものを使いますが、ソフト売上げに関しては公開されているTOP30の値だけでは31位以下に落ちた後の数値が反映されずに実態からかなりかけ離れてしまうので、独自に推測した値を使います。が、年末などは2万本ぐらい売れないとTOP30に入れないので、推測値も誤差が大きくなります。年末は最大2割、それ以外の期間は最大1割ぐらいの誤差を持ってしまうことをあらかじめご了承ください。なお、NDSもPSPも出来る限り公平に推測をしているつもりではあります。あと、ソフトの種類なんかについては「種別違いのソフト(ニンテンドッグスの3種類など)は別タイトルとみなす」「限定版は別ソフトとはみなさない」「廉価版も1タイトルとみなす」というスタンスで計算してます。ソフトジャンルなんかは結構個人的な思想が入ってますがその辺は気にするな~。



前置きが長くなりました。今回はPART1ということで、NDS/PSP登場から今年末までの13ヶ月間で発売されたソフトの本数やそのジャンルといったものを見ていきたいと思います。これなら売上げ記録とは無関係だものね。

まずはソフトの本数について。
2004年12月~2005年12月に発売されたソフトの本数は、
●NDS:127本(うち、任天堂・ポケモンが発売元なのが29本)
●PSP:122本(うち、SCEが発売元なのが25本)
と、ほぼ互角の戦い。PSP側は廉価版ソフトが13本もあるので(NDSは1本)、ユーザの感覚からするともうちょっと差がついているように感じるかも知れません。1st/2nd Partyと3rd Partyの比率もNDS/PSPともに同じぐらいです。が、NDSはまた別記事で触れようとは思いますが、1st/2nd Party製タイトルが全体の70%程度の売上げを上げており、「任天堂系ソフトしか売れない」という論調の記事が出るのも致し方ない感じはします。

私は最初の一年で100本のソフト発売というのが普及するハードのひとつの目安かなと思っているのですが、NDSとPSPはともにこのハードルをクリアしました(NDSとPSPは厳密には13ヶ月ですけど)。発売後1年のソフト発売本数という指標で見ると、過去のハードではGBAが141本、PS2が142本に対して、GCは38本と大きな差がついているのが分かると思います。他のハードについては調査出来ていませんが、大体100本ぐらいがユーザが「ソフトがたくさん発売されている」と感じるボーダーラインなんじゃないかと思ってます。つまりこの値が小さいと一部のコアユーザには受け入れられても一般大衆にまでは広まらず、結果としてニッチ市場でしか生き残れないハードになってしまうということです。
NDSとPSPはともにこの数値をクリアしました。今後、特にNDSに差をつけられたPSPのソフト本数がどのように推移していくかは注目していきたいところです。今後は12ヶ月累計ソフト本数で100本以上というのが目安になるでしょう。GBAは、12月についにこの数値が100を切りました。NDS発売から1年が経ち、ようやく世代交代の時が来たように思います。

以外と長くなったので続きは別記事で。
by nintendods | 2005-12-25 16:49 | STUDY
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