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新型PSP

E3で発表になりましたね。新型PSP。勝手に“PSPスリム”だとか“PSPライト”とかネーミングされてますが、SCEの発表によると正式名称は“PSP-2000”となっており、ただ型番が変わっただけ、という位置付けのようにも見えます。
機能的には
 ・軽量化&薄型化
 ・ビデオ出力機能追加
 ・メインメモリ倍増
 ・USB充電機能追加
といったところが変わってます。
メインメモリ増設以外はゲームソフトから見ると何も変更が無いのでいいですが、メインメモリ増設はどういう使い方をしてくるのでしょうか。
電撃オンラインのこの記事を見るとメモリの増量はUMDロード時間の短縮に使うと明記されているので、新型PSPだけで動作するようなソフト開発は認めず単に裏でローディングすることで“Now Loading”の時間を減らすんでしょうね。冒頭に書いたように型番変更という位置付けだと考えるとゲームプログラマに増設メモリを自由に使わせることはしない方針なんでしょう。
何とも勿体無いような感じですが、ゲームソフトの互換性を考えると致し方との判断でしょうか。

(たぶん)お値段据え置きで「重たい」「ロードが遅い」といった問題も改善されているため、PSP購入を考えている人にとっては朗報でしょう。ただ、バッテリーの容量が削減されているようなので、駆動時間が短くなっていないかどうかは注目しておく必要があると思います。液晶を搭載する携帯ゲーム機の場合液晶モジュールの消費電力がかなりのウェイトを占めるはずなので、例え新型PSPが内部のLSIを改良するなどしていたとしても劇的にシステム全体の消費電力は下がらないハズです。今回バッテリー容量を2/3にしてますが、システムの消費電力は2/3以下にはなっていないと予想してみる。あ、バックライトの輝度を落としてるとかそういう姑息な手段をとってくるなら話は別ですけどね。
それと、あと一点文句を付けるとすれば、ビデオ出力機能は付けたのにケーブルは別売ってところ。出力端子は専用の形状っぽい(画像)ので、市販のものを買ってくるワケにもいかないと思うのですが別売とはどういうつもりなんでしょうね?


で、前回この新型PSPの話題を記事にした時(新型PSPを妄想した時)にも書きましたが、任天堂側がどういった手段で潰しにくるかが楽しみです。私にも十分予想できた新型PSPの年内発売ですから、当然任天堂なら何がしかの対策は検討していると思います。さらに軽量化したDS Liteを投入するか、噂の大型液晶搭載DSを持ってくるか。それとも今のDSならDQ9も控えているしPSP恐れるに足らずとあえて対策ハードを出さずにWiiの販売に注力するか。まぁ放っておいてもDS圧勝の図式は今年いっぱい崩れることが無いと思いますが、DS Liteを2000円ぐらい値下げすればそれだけでPSPの息の根は止まるでしょうね。あの利益率の高さを考えると2000円ぐらい値下げしても余裕で黒字を保てそうです。

今の飛ぶ鳥を落とす勢いの任天堂を止めるのはSCEと言えどもほぼ不可能のように思えます。新型PSP。結局マイナーチェンジしかしないなら何故もっと前に出さなかったのか。結果論的になりますが、DS Liteに合わせて新型PSPを投入するのがSCEにとっては最後のチャンスでしたね。そこを逃してしまった以上、マイナーチェンジ程度の小手先では(例え任天堂が何も対策してこなかったとしても)大勢に影響は無いでしょう。。。
by nintendods | 2007-07-14 01:08 | NEWS
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