遅くなりましたがお昼のレポートの続きと言うか言い忘れたことなどをつらつらと。 基調講演では社長交代によりSCEがどう生まれ変わろうとしているのかを気にしながら聞いていましたが、社長の目指す方向性と言う意味ではクタタン時代から完全に変わったと言っていいでしょう。 クタタンはまず未来、それも少し夢物語に近い話から始まり、ハードウェア技術の進歩によっていかに素晴らしい体験が待っているかという話が中心でした。 しかし新社長の平井氏はPS3をまず(広い意味での)ゲーム機と位置付け、とにかくソフトウェアの充実が重要であると訴えました。そのために3rdパーティーとの対話、開発環境の改善、そして自社タイトルの拡充などを目指して行くようです。 しかしPS系の開発環境が悪いのは昔からそうだし、自社タイトルを強化すると言っても開発会社の買収が施策のメインでは、やると宣言しただけこれまでよりマシになったと言う程度で抜本的な解決にはまだまだ遠いなあという印象です。 PS3を売っていく方法についてはまずソフトウェアの充実からと言うことを力説し、値下げについては否定しました。現在のSCEの状況を考えるとこれは仕方がないかと思います。今値下げしても魅力あるソフト群が無い限りすぐに失速するのは目に見えています。SCEとしてはいたずらに傷口を広げるよりはまずソフトをそろえて魅力が高まったところで最適なタイミングで値下げして一気に追い上げるという青写真か。 ある意味1番正攻法ですがだからと言って確実に成長して行けそうかと言うとそれも怪しい。最大の問題はソフトの充実と言っておいてHOMEの立ち上げが年内に間に合わなかったこと。SCEに余り残された時間はありません。3rdがどんどんタイトルをマルチプラットホーム化しています。早くこの流れを止めない限りは特に海外ではXBOX360にも勝てる可能性がゼロになるでしょう。 最近現在のSCEをN64~GC時代の任天堂に例え、PSPに注力して耐えるべきとの論調で語る人を見かけますが、任天堂は自社ソフトでやっていけたし、当時携帯ゲーム機はGBAがトップシェアでそちらから収入がかなりありました。またSCEはいつソニーに見限られるとも分かりません。状況はかなり悪いと言えるでしょう。。。 長くなってしまった。携帯で長文を書くのは疲れます。最後に画像の説明だけ。ひとつはGT5Pの発売日を発表した時のもの。後でSCEブースで確認して来ましたが、無事16台同時走行まで実現できたみたい。パッケージ販売だけでなくダウンロード販売もするようです。もう一方はPSストアをPCでもアクセス可能にするというもの。しかしこれやるとそれこそPS3の存在意義を無くしそうな感じ。またPS3とPSPとの連携を強化してPS3に格納したゲームを屋外のPSPからDLするような構想が語られてましたが、これって勇者が現れて自分のPS3を不特定多数の人からリモートログインさせてしまうと個人のゲームサーバーが現れてしまわないのだろうか。SCEがどういう構想なのか気になります。
by nintendods
| 2007-09-20 17:44
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