兼ねてからウワサの流れていたPSP2がNGP(
・Cortex-A9MP (4core) ・PowerVR SGX543 MP4+ ・5inch有機ELディスプレイ ・3G通信 といったところでしょうか。 現在のスマフォはCoretex-A8のシングルコア1GHzといったところが定番ですが、Cortex-A8の次のCortex-A9をしかも4コアで搭載してきました。今年の後半になればCortex-A9の2コア版1.0~1.5GHzといったCPUがスマフォの定番になっているかも知れませんが、それに比較しても(周波数が同じと仮定するならば)倍の性能を持つチップということになります。GPUのSGX543もiPhone5に搭載されるとウワサされていますが、あちらは2コアだったような気がするので、そうするとこちらも倍の性能ということになります。さすがはソニーというところでしょうか。 しかしソニーも半導体への投資は既に凍結していたはず。一体どこでこの巨大チップを作るんでしょうね。てっとり早いのはCortex-A9もSGXもライセンシーになっているサムスンでLSIを製造し、ついでにDDR-SDRAMやNAND-Flashも一緒に買ってくるというところでしょうか。サムスンなら有機ELも手に入るしね。 同時にPlayStation Suiteの提供を発表してきたところを見ると、このNGPはPSPのハードウェアレベルでの互換性を捨てているのではないかと思われます。NGPにAndroid2.3を載せ、PS SuiteでPS1, PSP(や場合によってはPS2)のソフトをエミュレートして走らせるんでしょうね。モンハンを除くと必ずしも成功したとは言えないPSPですから、無理にハードウェア互換を取らずにソフトでエミュレートするというのは賢明な判断のように思えます。 しかし気になるのは一体このハードがいくらになるのかということと、バッテリー駆動時間が何時間になるのかという点、さらには3G通信を使う場合の課金モデル(誰がどういう形で通信費を払うのか)ですね。あえて発表をして来なかったところを見ると、この辺りに課題を持ってそうな気はしますがさて。 何はともあれ、DSとPSPの時のように発売日までほぼ一緒という程では無いものの、再び任天堂とSCEが携帯ゲーム機市場で戦うことになりました。第二次携帯ゲーム機戦争は果たしてどういう結末になるのでしょうか。オラわくわくしてきたぞ! #
by nintendods
| 2011-01-27 23:34
| NEWS
ちょっと総括的な感想を書いていきたいと思います。
なお、個別のソフトについて細かく記事にするか、一言コメントで済ますかは思案中。細かく書いて需要ってあるんかいな? ●立体視について ・3D映像に慣れていない人は特にそうだと思うけど、最初は脳がだまされないぞとアラームを上げるのでちゃんと3Dに見えないことがあるかと思います。そんな時は本体右側のスライドをちょっと下げて立体視のかかり具合をちょっと落とした状態でしばらく遊んでみましょう。その内脳ミソが騙されてくれて立体的に見えてくるかと思います。それでもどうしてもダメな人も居るかとは思いますけど。。。 ・もし気分が悪いと感じたらスライドを一番下に下げて立体視のモードを解除しちゃいましょう。そのまま無理に続けない方がいいです。3DSは「3Dも出来るDS」であって「3D必須のDS」では無いですので。 ・3DSという名前から、立体視がこのプラットフォームの肝であるような感覚を持っていましたが、実はそれほど大きなインパクト(少なくともDSの時の2画面タッチパネルのようなインパクト)は無かったというのが正直な感想です。確かに立体視にすると液晶の画面の中に本当に世界が存在するような錯覚が起こり没入感がアップしますが、思っていた程劇的にアップするという感じでは無かったです。良く言えば自然な感じ、悪く言えば気持ちだけアップする。そんな感じ。 ・裸眼3Dの問題点は、液晶を正面から見る必要があるということ。ちょっとずれて斜めから見てしまうと絵が2重に見えて気持ち悪くなるし視認性が極端に悪くなります。一気に興ざめする。私はパルテナとかバイオ、ウイイレなんかで特に良く2重化に見えたけど、大抵の場合、知らず知らずのうちに自分の顔をちょっと左右に振ってしまっていることによるものではないかと思います。弾が飛んできたのでとっさに顔を避けてしまっているとか、ゾンビが出てきて慌てて仰け反ったりとか、パスを出す方向を見ようとして液晶をナナメから見てしまったりとか。それって結局ゲームの世界に引きこまれているってことでもあると思うんですが、それが逆に災いして2重に見えてしまって現実世界に引き戻されちゃう感じ。これってかなり根本的な課題なような気もするが。。。とりあえず箱モノのようなゲームに立体視は非常に向いていることは確か。どうぶつの森なんか家具が本当の家具のように見えて感動モノ。アクション系はちょっと辛い気がするなぁ。 ・あと、下画面と上画面を行ったり来たりするとちょっと立体視の感覚が途切れてしまうという点も気になった。まぁその辺はゲームソフト開発側も心得ているようで、下画面を見ないでも操作できるようにしてあるソフトが多いようですけど。こういった点はまだ手探り状態だったE3の時から各社かなり進化した感じ。 ●ゼルダについて ・いつも思うけど、ゼルダは出展するならもっと試遊台の台数を増やすべきだと思う。こういう体験会の時ってゼルダに集中するんだよね。Wiiの時もそうだった。任天堂さん、もうちょっと考えた方がいいよ。せめて映像出展の方は、パルテナ用に3台あるのを1台減らして、ゼルダに割り振った方がいいと思うな。 ・でも今回のゼルダは新作じゃ無いし、熱狂的な信者じゃ無いならあえて無理に2時間も並んでプレイすることは無いと思うというのが私の意見。映像出展だけ見れば十分だと思う。 ●グラフィックスについて ・DSのグラフィックスからはかなりの進化。PSPは当然超えている。据え置き機との比較は難しいけれど、あえて例えるならPS2とGCの間ぐらいって感じでしょうか。でも、現時点ではハードを使いこなしているソフトと使いこなせていないソフトの差が比較的ハッキリ出てしまっている感じもする。使いこなしているソフトではライティングやバンプマップ、映り込み表現などが自然な感じで実装されているけど、使いこなせていないソフトでは全体的にノッペリした感じで、誤解を招くかも知れないがあえて書くならPS2やPSPに近い感じの絵作りになっていると言えば伝わるか。 ●ソフトについて ・内蔵ソフトはMiiだとかARゲーム類は結構いい感じ。顔シューティングを試遊しましたが、かなり面白かったです。内蔵ソフトでもそこそこ遊べるんではないかと思います。 ・ローンチタイトルについては、ちょっと微妙だなと思ってます。DSの時のように(きみしねのような)実験的なソフトが無いというか、ちょっとドキドキ感に欠ける感じ。まぁそれは結局のところGBA→DSやGC→Wiiのような劇的な進化がDS(DSi)→3DSに感じられないってことなんじゃないかと思うわけですが。 ・グラフィックスは格段に良くなってる、立体視もある、さらにはジャイロセンサーを使ったギミックも取り入れられたソフトもある。でも、ドキドキしないんだなぁ。進化じゃなくて進歩って感じかしら。今回の体験会ではその機能を確認出来なかったすれ違い通信やいつの間に通信といった通信系にドキドキする進化があればいいんですが。 ●無理矢理まとめ ・DS発売時はPSPとの比較というか、携帯ゲーム機という戦場で正常進化したPSPと変化球で一気にパラダイムシフトを狙ったDSという構図で見ることが出来ましたが、今回はあえて言うならば3DS(携帯ゲーム機代表)と、携帯電話(特にスマーフォン)の構図という形なのかなぁと(こういうのってDSの時からも話としてはありましたし、DSiでカメラアプリやサウンド再生機能を入れてきたところからも以前から存在した構図ではあるんですが、今回はPSPという対抗馬が無いので特にそう感じてます)。3DSの内蔵アプリに歩数計を入れてきたり、すれ違い通信機能を強化してきたりってのは、結局のところ常時携帯する機器の代表を決める決定戦をしているのかな?と。電話機能を持たないゲーム機側は辛い戦いだけど、その代わりに立体視だったりMiiだったりすれ違い機能だったりといったところで独自色を出そうとしている感じ。今後この視点でちょっと考察をしてみたいなぁと思ってます。 #
by nintendods
| 2011-01-09 01:52
| IMPRESSION
初日が終わりました。
詳細なレビューはおいおいやるとして、とりあえず明日以降行くつもりの人にアドバイス。 ・TGSと会場の位置かかなり違うので気をつけること(今回はホール9)。 ・nintendogs、パルテナ、MGS、バイオは体験台が多い(48台)。今日は朝こそこれらソフトに長い列が出来たが昼からかなり列が短くなったので、後回しにした方がいいかも知れない。 ・ ステージイベントは試遊に並んでいてもモニターで見れる。こだわりが無いならあえてステージ前の座席に行く必要が無い。 ・トイレは四隅にあるが混み具合はかなり差がある感じ。大の方はキャパが足りないのでいつも混んでいた。外に出てホール10と11の間付近に行けばトイレがあるので、覚えておいて損はない。ちなみに全部男子トイレの話。女子トイレは知らん。 ・ゼルダは常時混むのでやりたい人は朝一番で並ぶべし。 ・妥協できるなら映像だけみるコーナーにゼルダもあるのでそれで我慢を。 ・映像コーナーも、マリオカートとゼルダは結構並んでます。 ・食べ物はホール出たところで一応売ってる。大したものはないけど。飲み物も自販機が外にある。中で買うと150円。 #
by nintendods
| 2011-01-08 17:42
| REPORT
簡易レポート。
パルテナ綺麗。ゼルダ並び過ぎやろ(110分待ち)。 多くのタイトルは40分待ちぐらい。ゼルダ以外は結構バラけてる。 ローンチタイトル発表きたけどききのがした。nintendogsだけは分かった。多分8タイトルって言ってたと思う。 #
by nintendods
| 2011-01-08 12:06
| REPORT
ご無沙汰してます。
本日から開催のnintendo3DS体験会に来ています。現地から何度かレポートしたいと思います。 まもなく入場時間になりますがかなり並んでいます。1.5~2千人ぐらいは並んでいるでしょうか。 子供連れ、女性の方もいますがDSやWiiの体験会に比べて大学生ぐらいの男性比率が高いように感じます。 列に並ぶ手前でパンフレットをもらいましたが、DS体験会のように抽選でプレゼントが当たるような計らいはないっぽい。ちと残念。 #
by nintendods
| 2011-01-08 10:01
| REPORT
昨日の任天堂カンファレンス2010でついにニンテンドー3DSの詳細が発表されました。もっとも気になる発売日は2011年2月26日(土)。価格は25,000円。
まずは発売日についてですが、年末発売は何らかの事情で難しかったようです。E3で既に完成度の高い実機があったにも関わらず年末に発売が出来ないこと、年度内に世界で400万台売ろうとしている(同時に発表された業績予想修正の資料に記載されている)ことを考えると、ハードウェア面での問題は無く量産体制は順調に立ち上がることを前提にしているように思います。DSの時はハードウェアの生産能力は最初月産100~130万台程度だったようですが、3DSでも同様の量産体制を敷いていると仮定するならば、3月末までに400万台を売るためには11月頃にはほぼフル生産体制に入っていないと間に合わない計算になります(作った瞬間に売れるモノでも無いのでね)。そうすると発売日が年末にならなかった理由はハード以外にあるのでしょう。E3でのソフトの完成度が意外と低かったことや、内蔵ソフトの紹介がようやく今になって行われたことなど、ソフトウェア面での立ち遅れがあったのではないかと推測しておきます。 価格については、私が想定していた範囲でもっとも高い価格設定になりました。25,000円だと普及に少し支障が出るレベルかも知れません。年末に間に合わなかったこともあり、DSの時のように爆発的な売れ行きとは行かないかも知れませんね。DSは12月2日発売で、12月だけで約100万台、翌年1月に約50万台を売ってスタートダッシュに成功しました。その後、ニンテンドッグスや脳トレといった革新的なソフトが出るまでは少し停滞しましたが、それでも2004年12月~2005年12月までの13ヶ月で国内500万台を達成しています。もちろん発売されるソフトのデキにも大きく影響されるでしょうが、今回の3DSは2~3月で80万台、2011年末までの約10ヶ月で300万台といったところがひとつの指標かなと思います(何れも国内販売のお話)。世界で見ると3月末までで250~300万台、2011年末で1000~1200万台といったところが限界なんじゃないだろうか。年度末までに400万台はこの発売時期と価格ではちょっと厳しい気がします。 機能面ではこれまで発表があった裸眼立体視と通信機能の強化という2つがやはりメインのようで他に大きな隠し玉は無かったようです。今回の発表では内蔵ソフトに関する部分が新しかったと思いますが、HOMEメニューでメニュー画面にいつでも戻れるようになっていたり、Miiを使ったコミュニケーションの広がりといった点には今後の展開に期待が持てそうな感じがします。 あとはちょっと細かい点など。 ・E3の時には赤外線ポートがあったみたいだけど結局どうなったのかしら?今回の発表でも何も触れられず。 ・DSやDSiのソフトを互換した時にどういった表示になるか(画面いっぱいに表示されるのか)についても話は出てきませんでしたが果たして。 ・バッテリー駆動時間についても説明なし。う~ん、この点が今後大きなマイナスポイントとしてクローズアップされて来なければいいんだけど。。。 ・VC(バーチャルコンソール)に関してはまだ隠し玉があるような気がします。今更ゲームボーイとゲームボーイカラーのVCのみってのはありえない。ゲームボーイアドバンスやファミコン、スーパーファミコンといったところや、WiiのVCのように他社のソフトまで含めたVCが始まればいいんだけどね。 #
by nintendods
| 2010-09-30 02:44
| NEWS
今年も行って参りました。東京ゲームショー2010。
でも今回は携帯電話の電池がヤバくなって写真やメールが出来ない状態だったので残念ながら実況での投稿はしませんでした。ということでちょっと時間が空いて冷めちゃった感があるけど雑感などを。 ・Xbox360のKinectは、「本当にこんなの家庭で遊ぶのか?」というのが正直な感想。ショーでコンパニオンが遊んでいるのを見ている分には楽しいんだが。。。しかし重鉄騎には少しそそられるな。 ・一方PS3のMoveは、Wiiとの差別化が難しそうなカンジ。Wiiと同じことが出来ればWiiに対するディスアドバンテージがなくなる、という読みなのかも知れないが、ちょっと時期が遅かったかな。 ・ということで、KinectもMoveもそこそこは売れるけど、やっぱりそこそこで終わるんじゃないかという感じです。 ・PSPはMHP3が元気で長い列が出来ていた。しかし夕方には待ち時間も少なくて整理券配布には列無し&指定時間に行ったら5分待ちぐらいで出来た。まぁでもこれはビジネスデーだから出来たことで明日からの一般公開では長蛇の列なんでしょうね。さてゲームの方ですが、動きは快適で完成度は高いと感じました。WiiのMH3よりかなりイイ感じがします。やっぱモンハンは携帯機向けの方が合ってるのかなぁ。 (3DSにも来て欲しい。) ・任天堂が出てないってのもあるけど、特にWii向けのソフトの出展が減ってるなぁという印象。PS3やXbox360向けの対応ソフトが増えている。もちろん3DS向けソフトの出展も無いので、ちょっとさびしい感じ。特にWiiは何かてこ入れしないとヤバイんじゃないの? という気もする。 ・もうすぐ卒業(中退?)のGT5先輩には当然挨拶をしてきた。けど先輩は厳しかった。イージーにしたのにすぐにスピン。なんか年々遊びにくくなっている気がするのは気のせいだろうか。熟成してるというよりは発酵してる感じ。いや失礼。私もGT3は何100時間と遊んだクチなので、GTシリーズには頑張って欲しいと思ってるんだけどねぇ。 ・飲食コーナーについて、ちょっと期待してたんだけど正直ガッカリ。カレーとか焼きそばとかそんなのばっかり。でも「絶対絶命カレー」にはかなりの列が出来ていた。これには同じカレーを売るにしても商売がウマいと思った。 そんな感じで、一般公開日に参加される方はお気をつけていってらっしゃい~。 #
by nintendods
| 2010-09-17 22:57
| IMPRESSION
3DS関連でなんか電波を受信したww
・発売は年末絶望的。今年度中もピンチ? ・お値段も2万円じゃ収まらないカンジ。最終的には 23,000~25,000円ぐらいか? ・バッテリ駆動時間もヤバイかも?(特に3D表示時) ・任天堂カンファレンス2010秋で、発売日などモロモロ 発表出来ないかも? うぅ~ん、なんかイヤな電波だなぁ。 さて、どうなることやら。 このぶんだとゲームショーでもお披露目は一切ナシかな? (そもそも任天堂が出ないから基本的に無いのは当たり前だけど。) #
by nintendods
| 2010-08-31 23:21
| OTHER
こんな記事み~つけた。
3Dグラフィックスのスペシャリストが集結する職場 今は社員が20人弱と少ないので、聞きたいことがあれば個人的に質問すればいい。1週間、まったく調整会議がないときもあるくらいですよ。え、えらい少数精鋭ですが、大丈夫でしょうか。。。 「キャズム超え」目指すベンチャー、まず参入すべきは「実績重視度」低い市場 そうした中で気づいたのは、いくら技術的に優れており、それを評価いただいても、最後に決まって「この製品は、この技術はほかのどこで使われているのですか」という質問があるということでした。何十社の方に我々の製品についてお話しましたが、みなさん同じでした。ま、そりぁそうですわね。いくらセールストークがうまくったって、技術的に優秀に見えたって、製品実績の無い会社とは仕事をしにくい。それは製品が本当に優れているか?ということもあるし、また、本当に製品にするところまで持っていくだけの能力があるのか?が未知数だから。 この記事ではパチンコなどのアミューズメント向けは「実績重視度」が低いと書いてありますが、ゲーム業界も比較的低いと言えば低いかも知れませんね。純粋に技術が優れていれば、認められる可能性はある。まぁしかし、いきなり任天堂に認められるだけの技術をこのベンチャーは持っていた、ということと、このベンチャーを使うという判断を下した任天堂の決断力を誉めるべきでしょうかね。 #
by nintendods
| 2010-06-22 04:04
| NEWS
こちらにニュースリリース掲載あり(ここ)。
以前から一部で情報が流れてしましたが、3DSのグラフィックスコアはDMPという日本のベンチャー製でした。しかし噂ではSMAPH-Sではないかという話でしたが、実際にはPICAでしたね。PICAやそこに載っているMAESTRO(マエストロ)という特徴技術の情報はこちらやこちらにありますが、どうやら普通のGPUではやたら処理の重たくなるようなグラフィックス機能をハードウェアでアクセラレートして簡単に高機能な描画を行う技術(MAESTRO)を搭載したGPUのようです。OpenGL ES1.1なので、プログラマブル・シェーダーではなく固定シェーダーを搭載の模様。その割にはE3デモの品位が高かったように思いますが、これまで任天堂が据え置き機で培った固定シェーダーで見栄えを良くする技術が効いているのか、それともこれがMAESTRO技術の威力なのか。 200MHz動作で、 ・最大15.3M polygons/sec (1ポリゴン=13クロック?) ・最大800M pixels/sec(4ピクセル=1クロック) とのことですが、頂点性能の1ポリゴンで13クロックって何なんでしょうね。他のニュース記事(これ)を見ていると「最大4プログラマブルバーテックスシェーダー」などと書かれたりしてますが、頂点処理側だけプログラマブルシェーダーになってる(?)ちょっと変態仕様なのかも。何れにしても頂点処理能力は結構遅めのイメージ。レンダリング性能は4ピクセル/クロックなので、単純に4ピクセルパイプ実装ですね。こちらは普通かな。 しかしこの会社、ちょっと過去のニュース記事とか掘り返してみるとかなり興味深い。ざっとさらっただけでも、 ・CEOの山本氏は元Sega of Americaでドリキャスやっていた人(記事) ・社外取締役の岡本氏は多分SCEの元CTO(記事) ・会社を設立したのは大学の教授(この人) と、関係している人間がスゴイ濃い面々。またこの会社、 ・SIGGRAPHに出展している(2005年、2006年) ・デモムービーをFutureMarkと共同で作ってる(このデモ) ・Khronos GroupのContributing Member(ここ) 分からない人にはサッパリでしょうけど、Khronos、FutureMark、SIGGRAPHとこれだけ海外向いて色々やってる日本のベンチャーは少ないんじゃないかな? また極めつけはこれ。 ●DMPこんな頃から裸眼3Dでシャープと繋がってたのか? またDMPのニュースリリース内(ここ)に、 2008年10月29日~31日までの3日間、パシフィコ横浜において開催されました「FPD International 2008」のNEC液晶テクノロジー(株)様ブース内において、DMPのPICAグラフィクスIPコア用デモ「御影」が、「高精細3D」展示用コンテンツとして使用されました。なんて話もあるようで、ひょっとしてNECも液晶で3DSに参入してるんでしょうかね。 #
by nintendods
| 2010-06-21 11:14
| NEWS
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