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ニンテンドー3DSの価格・発売日発表

昨日の任天堂カンファレンス2010でついにニンテンドー3DSの詳細が発表されました。もっとも気になる発売日は2011年2月26日(土)。価格は25,000円。

まずは発売日についてですが、年末発売は何らかの事情で難しかったようです。E3で既に完成度の高い実機があったにも関わらず年末に発売が出来ないこと、年度内に世界で400万台売ろうとしている(同時に発表された業績予想修正の資料に記載されている)ことを考えると、ハードウェア面での問題は無く量産体制は順調に立ち上がることを前提にしているように思います。DSの時はハードウェアの生産能力は最初月産100~130万台程度だったようですが、3DSでも同様の量産体制を敷いていると仮定するならば、3月末までに400万台を売るためには11月頃にはほぼフル生産体制に入っていないと間に合わない計算になります(作った瞬間に売れるモノでも無いのでね)。そうすると発売日が年末にならなかった理由はハード以外にあるのでしょう。E3でのソフトの完成度が意外と低かったことや、内蔵ソフトの紹介がようやく今になって行われたことなど、ソフトウェア面での立ち遅れがあったのではないかと推測しておきます。

価格については、私が想定していた範囲でもっとも高い価格設定になりました。25,000円だと普及に少し支障が出るレベルかも知れません。年末に間に合わなかったこともあり、DSの時のように爆発的な売れ行きとは行かないかも知れませんね。DSは12月2日発売で、12月だけで約100万台、翌年1月に約50万台を売ってスタートダッシュに成功しました。その後、ニンテンドッグスや脳トレといった革新的なソフトが出るまでは少し停滞しましたが、それでも2004年12月~2005年12月までの13ヶ月で国内500万台を達成しています。もちろん発売されるソフトのデキにも大きく影響されるでしょうが、今回の3DSは2~3月で80万台、2011年末までの約10ヶ月で300万台といったところがひとつの指標かなと思います(何れも国内販売のお話)。世界で見ると3月末までで250~300万台、2011年末で1000~1200万台といったところが限界なんじゃないだろうか。年度末までに400万台はこの発売時期と価格ではちょっと厳しい気がします。

機能面ではこれまで発表があった裸眼立体視と通信機能の強化という2つがやはりメインのようで他に大きな隠し玉は無かったようです。今回の発表では内蔵ソフトに関する部分が新しかったと思いますが、HOMEメニューでメニュー画面にいつでも戻れるようになっていたり、Miiを使ったコミュニケーションの広がりといった点には今後の展開に期待が持てそうな感じがします。

あとはちょっと細かい点など。
・E3の時には赤外線ポートがあったみたいだけど結局どうなったのかしら?今回の発表でも何も触れられず。
・DSやDSiのソフトを互換した時にどういった表示になるか(画面いっぱいに表示されるのか)についても話は出てきませんでしたが果たして。
・バッテリー駆動時間についても説明なし。う~ん、この点が今後大きなマイナスポイントとしてクローズアップされて来なければいいんだけど。。。
・VC(バーチャルコンソール)に関してはまだ隠し玉があるような気がします。今更ゲームボーイとゲームボーイカラーのVCのみってのはありえない。ゲームボーイアドバンスやファミコン、スーパーファミコンといったところや、WiiのVCのように他社のソフトまで含めたVCが始まればいいんだけどね。
# by nintendods | 2010-09-30 02:44 | NEWS

TGS2010

今年も行って参りました。東京ゲームショー2010。
でも今回は携帯電話の電池がヤバくなって写真やメールが出来ない状態だったので残念ながら実況での投稿はしませんでした。ということでちょっと時間が空いて冷めちゃった感があるけど雑感などを。

・Xbox360のKinectは、「本当にこんなの家庭で遊ぶのか?」というのが正直な感想。ショーでコンパニオンが遊んでいるのを見ている分には楽しいんだが。。。しかし重鉄騎には少しそそられるな。
・一方PS3のMoveは、Wiiとの差別化が難しそうなカンジ。Wiiと同じことが出来ればWiiに対するディスアドバンテージがなくなる、という読みなのかも知れないが、ちょっと時期が遅かったかな。
・ということで、KinectもMoveもそこそこは売れるけど、やっぱりそこそこで終わるんじゃないかという感じです。

・PSPはMHP3が元気で長い列が出来ていた。しかし夕方には待ち時間も少なくて整理券配布には列無し&指定時間に行ったら5分待ちぐらいで出来た。まぁでもこれはビジネスデーだから出来たことで明日からの一般公開では長蛇の列なんでしょうね。さてゲームの方ですが、動きは快適で完成度は高いと感じました。WiiのMH3よりかなりイイ感じがします。やっぱモンハンは携帯機向けの方が合ってるのかなぁ。
(3DSにも来て欲しい。)

・任天堂が出てないってのもあるけど、特にWii向けのソフトの出展が減ってるなぁという印象。PS3やXbox360向けの対応ソフトが増えている。もちろん3DS向けソフトの出展も無いので、ちょっとさびしい感じ。特にWiiは何かてこ入れしないとヤバイんじゃないの? という気もする。

・もうすぐ卒業(中退?)のGT5先輩には当然挨拶をしてきた。けど先輩は厳しかった。イージーにしたのにすぐにスピン。なんか年々遊びにくくなっている気がするのは気のせいだろうか。熟成してるというよりは発酵してる感じ。いや失礼。私もGT3は何100時間と遊んだクチなので、GTシリーズには頑張って欲しいと思ってるんだけどねぇ。

・飲食コーナーについて、ちょっと期待してたんだけど正直ガッカリ。カレーとか焼きそばとかそんなのばっかり。でも「絶対絶命カレー」にはかなりの列が出来ていた。これには同じカレーを売るにしても商売がウマいと思った。

そんな感じで、一般公開日に参加される方はお気をつけていってらっしゃい~。
# by nintendods | 2010-09-17 22:57 | IMPRESSION

電波

3DS関連でなんか電波を受信したww

・発売は年末絶望的。今年度中もピンチ?
・お値段も2万円じゃ収まらないカンジ。最終的には
 23,000~25,000円ぐらいか?
・バッテリ駆動時間もヤバイかも?(特に3D表示時)
・任天堂カンファレンス2010秋で、発売日などモロモロ
 発表出来ないかも?

うぅ~ん、なんかイヤな電波だなぁ。
さて、どうなることやら。

このぶんだとゲームショーでもお披露目は一切ナシかな?
(そもそも任天堂が出ないから基本的に無いのは当たり前だけど。)
# by nintendods | 2010-08-31 23:21 | OTHER

Nintend 3DSのGPUが判明(2)

こんな記事み~つけた。
3Dグラフィックスのスペシャリストが集結する職場
今は社員が20人弱と少ないので、聞きたいことがあれば個人的に質問すればいい。1週間、まったく調整会議がないときもあるくらいですよ。
え、えらい少数精鋭ですが、大丈夫でしょうか。。。

「キャズム超え」目指すベンチャー、まず参入すべきは「実績重視度」低い市場
そうした中で気づいたのは、いくら技術的に優れており、それを評価いただいても、最後に決まって「この製品は、この技術はほかのどこで使われているのですか」という質問があるということでした。何十社の方に我々の製品についてお話しましたが、みなさん同じでした。
ま、そりぁそうですわね。いくらセールストークがうまくったって、技術的に優秀に見えたって、製品実績の無い会社とは仕事をしにくい。それは製品が本当に優れているか?ということもあるし、また、本当に製品にするところまで持っていくだけの能力があるのか?が未知数だから。
この記事ではパチンコなどのアミューズメント向けは「実績重視度」が低いと書いてありますが、ゲーム業界も比較的低いと言えば低いかも知れませんね。純粋に技術が優れていれば、認められる可能性はある。まぁしかし、いきなり任天堂に認められるだけの技術をこのベンチャーは持っていた、ということと、このベンチャーを使うという判断を下した任天堂の決断力を誉めるべきでしょうかね。
# by nintendods | 2010-06-22 04:04 | NEWS

Nintend 3DSのGPUが判明

こちらにニュースリリース掲載あり(ここ)。
以前から一部で情報が流れてしましたが、3DSのグラフィックスコアはDMPという日本のベンチャー製でした。しかし噂ではSMAPH-Sではないかという話でしたが、実際にはPICAでしたね。PICAやそこに載っているMAESTRO(マエストロ)という特徴技術の情報はこちらこちらにありますが、どうやら普通のGPUではやたら処理の重たくなるようなグラフィックス機能をハードウェアでアクセラレートして簡単に高機能な描画を行う技術(MAESTRO)を搭載したGPUのようです。OpenGL ES1.1なので、プログラマブル・シェーダーではなく固定シェーダーを搭載の模様。その割にはE3デモの品位が高かったように思いますが、これまで任天堂が据え置き機で培った固定シェーダーで見栄えを良くする技術が効いているのか、それともこれがMAESTRO技術の威力なのか。
200MHz動作で、
・最大15.3M polygons/sec (1ポリゴン=13クロック?)
・最大800M pixels/sec(4ピクセル=1クロック)
とのことですが、頂点性能の1ポリゴンで13クロックって何なんでしょうね。他のニュース記事(これ)を見ていると「最大4プログラマブルバーテックスシェーダー」などと書かれたりしてますが、頂点処理側だけプログラマブルシェーダーになってる(?)ちょっと変態仕様なのかも。何れにしても頂点処理能力は結構遅めのイメージ。レンダリング性能は4ピクセル/クロックなので、単純に4ピクセルパイプ実装ですね。こちらは普通かな。

しかしこの会社、ちょっと過去のニュース記事とか掘り返してみるとかなり興味深い。ざっとさらっただけでも、
・CEOの山本氏は元Sega of Americaでドリキャスやっていた人(記事
・社外取締役の岡本氏は多分SCEの元CTO(記事
・会社を設立したのは大学の教授(この人
と、関係している人間がスゴイ濃い面々。またこの会社、
・SIGGRAPHに出展している(2005年2006年
・デモムービーをFutureMarkと共同で作ってる(このデモ
・Khronos GroupのContributing Member(ここ
分からない人にはサッパリでしょうけど、Khronos、FutureMark、SIGGRAPHとこれだけ海外向いて色々やってる日本のベンチャーは少ないんじゃないかな?
また極めつけはこれ
●DMP
日本のグラフィックスチップベンダです。
立川さんがDMPのグラフィックスAPI向けに移植したISLを使って、シャープのノートPCでの裸眼立体視デモも行っていました。
こんな頃から裸眼3Dでシャープと繋がってたのか?
またDMPのニュースリリース内(ここ)に、
2008年10月29日~31日までの3日間、パシフィコ横浜において開催されました「FPD International 2008」のNEC液晶テクノロジー(株)様ブース内において、DMPのPICAグラフィクスIPコア用デモ「御影」が、「高精細3D」展示用コンテンツとして使用されました。
なんて話もあるようで、ひょっとしてNECも液晶で3DSに参入してるんでしょうかね。
# by nintendods | 2010-06-21 11:14 | NEWS